元気と知恵の経営 一柳良雄のビジネス進化論

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元気と知恵の経営 一柳良雄のビジネス進化論


産経新聞出版

価格(new/used): 1,500 円 / 207 円 より
発売日: (2007-11-26) アマゾン売上ランキング: 76134 位
単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 10件

リーダーの知恵のお裾分け
著者はそれぞれのリーダーに対して「なぜそのような決断をするのだろうか?」と問いを投げかけてみるが、その回答は「それぞれの人の問題に対応しようとする決断は、その人に当てはまる答えしかない。」と結論付けたところが、とてもしっくりときた。
一番大切なのは、訊く準備を常に持っていること。その準備とは、日頃の問題意識と感性によるものが大きいこと、が改めて再認識させられた。そうそうたる御仁の側近で、いろいろ勉強をされたのだから、、、という、単純なものではなく、著者の感性の高さを非常に感じるのである。
この本では、そうした著者の高性能なフィルターを通した、大人物の知恵のお裾分けをもらっているように感じた。
経営に迷ったときの一冊
天下りをせずに、ゼロから会社を起こしてベンチャービジネスを始めた元高級官僚の体験談と経営論。元高級官僚なら、天下りをしなくても順風満帆の人生が待っているのでは、と庶民の感覚では思ってしまうが、実際には大変な苦労の連続だったようだ。
本書は経営テクニックや机上の理論の本ではなく、一柳氏の体験や一柳氏が出会った多くの経営者の経営哲学や実例が中心で、臨場感と現実味がある。経営や人生に迷ったとき、判断や決断の指針になりそうなエピソードが随所にちりばめられている。
私自身も起業を考えている一人だが、迷ったときには本書を読み返すことになりそうだ。
社会人としての生き方の指針
国が進むべき大きな方向を決めてきたかつての官僚が、小さなことまで自分で考え自分でやらなければならないベンチャーを実践してきたことを記した本書は、経営者や経営を目指す人だけでなく、ビジネスマンとしての“生き方”に対する指針を与えてくれるものである。また、個性豊かな経営者との対談は柔らかい書き方で読みやすく、努力をすれば自分もそうなれるような気がしてきた。
この本を読み終えると暫く鳥肌がとまらなかった。
一柳氏の名前ははじめてみたが、この本の帯の塩川正十郎氏(塩爺)のコメント「経営とは生き様の反映である」、「霞ヶ関OBの新しいビジネスモデル」の言葉につられ、つい手に取ったところ夢中で読みふけってしまった。後でわかったが、著書は知る人ぞ知る智に長けた戦略家とのこと。激動の時代にあって、官から民へ活躍の場を移し、地べたから現在の立場を作り上げたという氏の生き様には感動すら覚えるが、インターネットラジオを通じた関西の経営者との対談等も織り込まれており、経営書としてもバランスの良い癖のない構成となっている。官民問わず経営・実務に携わる幅広い層に一読をお勧めしたい一冊である。
人生論としても大変面白い
著者は、旧通産省のキャリア官僚であるが、若いときから逸材といわれていたようだ。
本書は、一般に役人の書いたものということで想像される堅苦しさはなく、著者自身
が経験したことや幅広い交流の中からの事例を挙げながらわかりやすく書かれている。
そして、単に「経営」論であるに止まらず、人はどう生きるべきか、ということに
対する著者なりの解答であり、人生論としても面白く、刺激的な内容である。