まほろまてぃっく (8) (ガムコミック...

2006-10-25 - ワニブックス 価格 ¥ 777
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まほろまてぃっく (8) (ガムコミックスプラス)


ワニブックス

価格(new/used): 777 円 / 546 円 より
発売日: (2006-10-25) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

もっと切なさが欲しかった
「最終兵器彼女」の影響を受けていると聞いていたので読みました。
サイカノが絶望的な状況の中でわずかな希望を糧に生きていくというラストだったのに対し、本作ではまほろの死と引き換えに地球人とセイントが歩み寄り、まほろの復讐のみに生きてきた優はまほろの生まれ変わりの登場によって救われるという希望に満ちた終り方で、サイカノとは正に対照的な結末といえます。
ただ、サイカノの悲壮感が好きだった私としては復讐の道に堕ちた優の悲劇をもっと掘り下げて描いて欲しかったです(そうすれば、ラストの感動が際立ったと思うのですが)。
ちなみに私が一番好きなキャラはCODE:227(フェルドランス)だったりします。
セイントと日本人
ピンナップはまほろヴェスパー戦闘服です。しかもこれを見る限り、まほろさんは元から人だったのではと訝ってしまいます。まほろさんが黄色い水溜まりの上にしゃがみ込んでいるのは何故だろう?そして刺さっているドスにもその液体らしきものが掛かっています。マシュー、いやヴェスパーグッジョブ!
それはさておき、今回でまほろはお終いです。
原作者の意図する所があるようで、稼働時間という設定が優にとって余り役立たなかったみたく、優自身に試練を与えたといいます。優は変化を求めず、管理者そのものだといい、優が大人になった時にそれに相応しい相手が降臨するという話なんだそうです。
しかし、この作品を通して、わたし自身どうも引っかかる所がありました。
セイントという名前と存在と共に地上にあらしめるということでした。
対して、地球人は文明も智慧も無く、狡猾で卑怯で料簡の狭い野蛮でえっちである存在という位置づけにあって、最早交渉すら無しということは、恰も幕末や大東亜戦争の日本ではないのかと思えます。
つまり上記の事といい、「セイント」の名は「高貴」であること、それは紛れもなく白人の祖先が「アーリア人」というおしなべて「高貴な人」という隠喩が込められているとしか思えないからです。
つまり、終始無謬であるセイントは、圧倒的なパワーで地球人を屈服させ、思い通りに事を進めてきた白人とそれに順う日本人だということです。
けれど、そこには希望があるようで、仲介役(本当は坂本竜馬みたいなコマ)のヴェスパーそしてまほろがいるわけです。そもそもセイント・マシューの葛藤を解決する存在、日本の古い言葉で「最も美しきもの」という意味の名が付けられた「まほろ」に託されたということは、やがて訪れる争いの黄昏に共に手を取り合わせんとする美しき未来を齎してくれるであろうという願いがあるのかも知れません。
えっちなのはいけないと思います
さて、新装版も最終刊になりました。まほろさんがいなくなって優も大人になり、周りの友人も大人になっています。然し式条先生は相変わらずです。優が久々に家に帰るとそこには...。非常に笑いあり、涙ありと楽しませてくれた作品でした。巻頭のピンナップのまほろさんの恰好が一番えっちだと思います。