ピアノを弾くということ。―ピアニストは八...

- フィルムアート社 価格 ¥ 1,680
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ピアノを弾くということ。―ピアニストは八百屋さん?


フィルムアート社

価格(new/used): 1,680 円 / 1,023 円 より
発売日: (2007-06-10) アマゾン売上ランキング: 168780 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

音楽を奏するということ。
ピアノに限らず、音楽を奏するということについて考察した本です。

もちろん、ピアノについての記述が中心ですが、
音楽に関する一種の哲学書、といっても良いかと思います。

第一章 ピアノを弾くということ
第二章 心に響く音を求めて
第三章 コンクール、試験、そして音大
第四章 新しいピアニスト像

特に、下記の項目が最も興味深かったです。

『音楽以外の要素を解釈に持ち込むこと』(43p)
・・・「その音が表わす色は何色?どんな情景?」、とか教師が生徒につい言ってしまうアレ、です。

そして、その他にも下記の項目が興味深い。

『音を鳴らしはじめるとき』(99p)
『演奏中の意識の時差』(123p)

いろいろと考えさせられるので、音楽を奏するすべての方にお勧めします。
この本、実はね
この本にはピアノを弾くことについての解説のほかにもうひとつの面があり、
著者(音大の先生)の仕事場、同僚/同業者に対する愚痴や批判を並べた本
でもあります。周りの先生たちのことがバカに見えてしょうがないのか色々
気に入らないようで、いやー手厳しい。でも、本書に書かれていることは、
読んでて共感できます。面白い。
すべての楽器奏者へ。
音楽に誠実かつ真摯に向き合い、
音楽を作るとはどういうことか。
音楽を作るにはどうあるべきか、
どうするべきかということについて、
わかりやすく述べてあります。

タイトルに「ピアニスト」とありますが、
和洋、プロアマ、糸もの管ものを問わず、
全ての楽器奏者に一読をお勧めします。
買って損はありません。
だめもとで買ってみましたが、本当によい本でした。
因みに私は邦楽器の奏者です。