現代の量子力学〈上〉 (物理学叢書)

段 三孚 - 吉岡書店 価格 ¥ 5,775
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
現代の量子力学〈上〉 (物理学叢書)

段 三孚
吉岡書店

価格(new/used): 5,775 円 / 4,800 円 より
発売日: (1989-02) アマゾン売上ランキング: 235686 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件

数学が得意な人には最適
下の方が書いておられるように、初学者向けではない。

レベルが高く感じられる理由として、線形代数(内積、計量空間、正規直交系、エルミート、
ユニタリー、固有値)と関数空間の初歩(関数の直交基底による展開とベクトル空間の対応関係。
ブラケットは関数空間での内積に相当)を理解しているのが望ましい。
その他では、解析力学で無限小変換の母関数(高橋 康先生の本で十分)あたりの知識があれば、
頭から100ページほどでシュレディンガの方程式に到達できる。

自分自身十分理解出来たとは言い切れないが、他の本を何冊も巡り歩くよりは、
本著を根気強くがんばった方が深い洞察を得ることができるように思う。

(追加)さらっと読みで、下巻まで到達したが、上下巻通して言えることだが、
分かりづらい理論をごまかし無くかつ丁寧に説明されており、論理に飛躍はない。
説明の一つ一つに含蓄があるため、十分理解するのに時間がかかるものの、
本当によんで良かったと思う本。ぜひとも上下巻を通して読んで欲しい。
上巻の頭から100ページほど読める力があれば下巻も読めると思う。
下巻の躍動感は物理の楽しさを教えてくれるものです。
シンボリックに表現した量子力学のテキスト
量子力学を演算子形式でシンボリックに表現している教科書のひとつ。
用いる基底ベクトルによって表現が変わるので、
展開してゆく理論構成に一般性はあるが、
典型的な一次元井戸・障壁などの問題に触れる機会はないので
併せて波動形式の量子力学(メシアの本など)も学ぶことをお勧めする。

摂動理論と角運動量理論の解説が特に詳しい。
個人的には、はじめのシュテルン・ゲルラッハの実験が、
量子力学の一側面をわかりやすく説明していて、
初めて量子論を学ぶ人には良い刺激になると思う。

レベルは学部生で十分読みこなせるし、演習問題の解答編が
日本語で出版されている。

程度が高いので
まず本書は程度の高い教科書です。しかも日本語訳があります。そのため実力にあまり自信のないうちは基礎レベルを惜しまずきちんとやることを進めます。程度の高い教科書もいいですがいきなりやるとなかなか手ごわいのでその辺を考えて買いましょう。
初学者向ではないかもしれないが、最良の教科書の一つ
ほとんどの量子力学の教科書はメシアやシッフのような標準的なものを要約しているだけのような、でなければ噛み砕いているだけのようなものばかりだが、本書では著者が独自に量子力学全体を考えなおして論理を再構築しようとした様子が分かる。著者の深い考察によって量子力学の本質がえぐり出されており、その論理は非常に明確で力強い。著者がいかに量子力学をよく理解し、奇才だったかがうかがい知れる。第一章の整理された基本原理を中心にして、全ての章は有機的に結びついている。演習問題も単なるかき集めではなく、本文から派生する重要な応用が意図的に並べられている。この教科書はファインマンや朝永振一郎の教科書に並ぶ強烈な個性を放っている。しかも、この2冊が読み物的な傾向が強いのに比べて、本書は実用的である。後半部が本人の手でまとめられなかったのは本当に惜しまれる。
買う本ではない
こういう高級な本にいきなり手をださないことを強く勧めます.物理は原理だけではだめで訓練が必要なのです.量子力学の初歩的な訓練を十分につんだあとで読むならまだいいですがそうでないと買うだけ無駄です.量子力学の初歩には演習量子力学:岡崎(サイエンス社),量子力学演習:小出(ショウカ房)がお勧めです.この2冊にある問題を何も見ないでも論証できるくらいになってからこういう高級な本を読みましょう.とにかく量子力学に限らず物理は原理だけでは駄目,訓練も必要なのです.量子力学の初歩的な教科書は量子力学(Ⅰ),(Ⅱ):小出(ショウカ房)でしょう.これを完璧に理解してからこのような高級な本を読むべきです.いきなり外国の本に手を出さないことです.初歩を馬鹿にしてはいけません.