空の中

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空の中


メディアワークス

価格(new/used): -- 円 / 1,130 円 より
発売日: (2004-10-30) アマゾン売上ランキング: 25801 位
単行本 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 20件

土佐弁のあたたかさとリアリティ
本書を読み終えて、まず思ったのが、
「土佐弁、じかに聞いてみたい!!」というものでした。

高知出身の書評家・大森望氏が太鼓判を押し、
文庫解説では新井素子氏も激賞している本書の
土佐弁は、じつにみずみずしく、魅力に溢れています。

そうした言葉のリアリティに支えられることで、本作は、青春小説として、
類型に堕さない、確固とした強度を獲得したということができます。


また、キャラクター造形もツボを押さえており、F15Jの女性パイロット、
武田光希などは、押しも押されもしない、真性のツンデレキャラですw

いうなれば、著者の〈図書館〉シリーズに登場する、堂上の女版といった趣でしょうか。
(もっとも、刊行順でいったら光希のほうが「オリジナル」に当たるのかもしれませんが)


そして、作品全体を貫くのは、未知の知的生命体と粘り強くコミュニケーションし、
対立する意見を地道に調整していく「大人」と、純粋さと若さゆえの傲慢さにより、
道を誤ってしまう「子ども」の対比の構図です。

このようなテーマは、いささか図式的ではあるものの、慢性的に「大人」や
「社会」が不在になりがちなラノベ界においては、貴重な作風といえます。

納得できます!不思議なことなのに!
続きが気になって読みすすめていけるので、退屈はなしなかった!
よくかけています!外国の作家さんで「アルジャーノンに花束を」っていう小説があるのですが、その作品を読んだ時、神が舞い降りてる!これは、あと100年経っても全然新しくっておもしろい作品だ!っておもいました。アルジャーノン・・には魔法がかけてあるのか・・っていうくらい読んでる間は時間を忘れていました。「空の中」はそこまでは衝撃はないんだけど、よくかけてる!すごい!有川浩ってすごいな!!!!って思いました。科学的な裏づけ・・ってわけじゃないけど、なぞの知的生命体の裏づけが本当によかった!!!
ありがとう!!って本当にいいたい。有川さんはすごいです。
余韻が残る作品
突然、自分にとって大切な、かけがえのない人を喪ってしまったら?
心を襲うのはすさまじい悲しみと、喪失感と、そして後悔なのでは
ないだろうか?「悔やんでも悔やみきれない」その思いが遺された
者の心に血を流させる。作者の、苦悩する登場人物たちの描き方が
とてもいい。彼らの心の動きが読み手にも伝わってくる。
また、「白鯨」と名づけられた謎の生物本体と、白鯨と人間との
仲介役の高巳の会話が絶妙だった。しだいに言葉を覚え人間という
生き物を理解していく過程はとてもよく描かれていて、読んでいて
どんどん物語に引き込まれていった。「人類と白鯨に共存の道は
あるのか?」憂いを抱いてラストへ・・・。
「姿かたちは違っても、心と心は通じ合える。」
読後そんな思いを味わえた。余韻が残る心温まる作品だった。
文庫本に続編
UMA(未確認生物)とのファーストコンタクトを扱ったSFではありますが、人
間の美しさを描いた本でもあります。

弱く愚かな人間が、自らの愚かさも弱さも受容し、自然に対して謙虚に、優
しく生きる人間の生き方の美しさに、感動し、涙無しでは読めません。

SFとしても優れものです。UMAの設定は衝撃的にユニークです。ユニークです
が、設定が緻密なのでとてもリアルな内容です。明日、この本の内容が現実
になっても不思議な気がしません。
このUMAの登場(人類との出会い)、人類との交流・衝突、そして結末を描い
たSFとしても一読の価値があります。

角川文庫から文庫版が出ていて、文庫版には「仁淀の神様」という掌編が追
加されています。「仁淀の神様」は、「空の中」の後日談ですので、「空の
中」に最終章が1つ追加された感じになっています。上質の最終章ですので、
文庫本もお勧めです。
惜しいなぁ
良い。すんごく面白い。
ジュブナイル小説として、純粋に楽しめた。
セカイ系の匂いもしつつ、登場人物の内面的な成長をきれいに描いている。
但し残念なのが文章力。
話の内容はとてもよかったんだけれど、文章があまり上手ではないので、二度と読み返す気にならず、友人に譲ってしまいました。
最近ティーンズ向けの文庫を書いている作家さんには文章力が稚拙な方が多いですが、この人もそうかと。まだマシな方ですけどね。
ただ、やはり内容はとてもよかったので星は三つにさせていただきました。