ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0...

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ブギーポップは笑わない (電撃文庫 (0231))


メディアワークス

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発売日: (1998-02) アマゾン売上ランキング: 33931 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 33件

法律学の教科書とブギーポップ
僕がライトノベルを知ったのは、この作品が初めてと言っても良い。
だが、この「ブギーポップは笑わない」を改めて読み返してみると、ある種、法律学の教科書を読んでるような心持ちになってしまうのは何故であろうか。
その心持ちを例えるとするならば、法律の教科書を読みながら、その分かり辛かった筈の法律がいとも簡単に分かっていくような有様というべきであろうか。
読者にとってもそれが一番心地良いと思うのだが、どうだろうか?
いわずと知れた名作
ライトノベルを私が初めて知ったのは
この本でした。

最初読んだ時にはいまいち世界観やこの雰囲気が好きには
なれなかったのですが、
だいぶあとになってこの本を読んだ時、
この本の独特の魔力に魅入られてしまいました。

それぞれの視点で織り成される「お話」
そして何話か読んでいくうちに事件の当事者が
だんだんと明らかになっていくのです。
その中には、目撃者だけでなく
悪に加担した「人」も出てくるのです。

そして最後の驚きの結末。
ただただ驚くだけでした。

ライトノベルの分類ではもったいない作品です。
コミックから入りました
 ライトノベルにその名を燦然と輝かせる名作を知ったのは、私はコミックが最初でした。

 で、小説の方を読んだのは結構後になってしまうのですが、不思議な作品というコミックのイメージと重なる通り、その独特の世界観は非常に面白い。

 世界の敵を、影ながら排除する存在は、ある女の子の可能性の一つなのか、それとも本当に自動的に現れる不思議な存在なのか―――と言う視点で語られるのも、一つの謎として効果的に演出されていて興味深い。

 この第一作は、そんなブギーの根幹ともなる一冊目

 巻を重ねる毎に絡まってゆくキャラクター達の立ち位置―――は続巻に譲るとしても、この第一作でもそれぞれのキャラクター視点から物語の多様的な関わり、そして最後に迎える終幕はそれぞれの立場でそれぞれの決着が付けられる。

 絡み合う糸を上手く織りなす作者の力量は、シリーズを通して発揮されるのだが、やはり基本となるのはこの第一作目なので、ブギーの世界にどっぷりはまるなら読むしかないと思います。
非常に感化された作品
古い作品になりますが、今読んでも素晴らしい作品だと思います。

まずは心理描写の上手さが際立つ。
個々のキャラクターが魅力的に仕上がっている。

その他、格言めいた文が好きです。
単に面白い作品ではなくて
「作者が伝えたい事」
がちゃんと詰まっている作品だと思います。

「伝わって来るモノがある、読んだ人に影響を与える事が出来る」
そんな素晴らしい作品です。
影響力と時代性と。
ライトノベルの現在と日本SFの現在を見てみると、
この作品による影響がそこかしこで見える。
かつてブームとなった筒井康隆や眉村卓的な世界観も内包し、
且つ、発売時期の社会的陰鬱さを加味して、
物語の鍵であり、現代の虚ろなる影=死神:ブギーポップは、
時代の不安定さを表す存在でもあった。
時間軸、視点の転換など、現在ではすでに使い古された手という声もあろうが、
それらのギミックの原点はこの一冊だったわけで、
やはりライトノベル・日本SFの金字塔であるには違いない。