ディアーヌ・ド・ロゼの陰謀 (MF文庫 ...

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ディアーヌ・ド・ロゼの陰謀 (MF文庫 9-18)


メディアファクトリー

価格(new/used): 580 円 / 199 円 より
発売日: (2008-02) アマゾン売上ランキング: 156208 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

波乱万丈の女スパイもの?!(笑)
舞台は17世紀のヨーロッパ。
オランダ海軍提督の孫娘ルイーズが、”惚れた弱み”の婚約者(夫)のマウリッツを巻き込んで、イングランド王の誘拐やらの騒動を引き起こす、あるいはその他の事件を引っ掻き回します。

『陰陽師』のシビアなイメージは全くなく、時たま描かれる”ドタバタ劇♪”がこちらには満載!
例えば、マウリッツは、外側はともかく、同じ巻き込まれ型=源博雅の心持ちに重なります。まぁ、相手が人間なだけでもマシでしょうか?
出てくるのは、また貴族がほとんどですが、女性陣は相変わらず自己チュータイプが多いし、男性陣の”麿”タイプのおバカさんは絶品です...頭を後ろからぽかっと殴りたくなるような(笑)
『ファンシー・ダンス』も再読したくなりました♪

あとがきを読むと、作者自身のお気に入りの時代のようで、当時の英仏蘭の状況を把握して書いているので、その辺りの知識をちょこっと知っていると更に面白くなります。
イングランド国王は王妾たくさんの”陽気な王様”チャールズ2世、フランス王は”太陽王”ルイ14世。そして、オランダは、当時プロテスタントの国としてカソリックのフランスと敵対中。
オランダにしてみれば、
チャールズ2世は同じプロテスタントのはずだし、王政復古の時に助けてあげたのに、なぜかフランス寄りになっていくようにしか見えない...ルイ14世の”おこづかい”に目がくらんだか、裏切り者!
というカンジでしょうか??

更に、衣裳などの風俗や帆船の書き込みも緻密で楽しいですよ。男性用カツラすらも色々と書き分けているところなんて、さすが岡野玲子!と拍手です♪♪

この作者らしい、くだらなさも細かいエスプリも贅沢に(笑)散りばめたコメディをまた書いて欲しいなと思っています。