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日本溶解論―ジェネレーションZ研究 この... |
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日本溶解論―ジェネレーションZ研究 この国の若者たちプレジデント社 価格(new/used): 1,500 円 / 1,120 円 より 発売日: (2008-03) アマゾン売上ランキング: 40000 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 6件 本人は分析のつもりでもただ単にグチを並べてるだけのような印象。 どういう調査をしたのかもよくわからない本でした。 若者論としては面白いが若者論というか、時代の空気のようなものを読み取ろうという意欲は買いたい。 階層が上中下の男子女子はそれぞれどう考え、どう行動するのかを見出そうとしているが、残念ながら数字には説得力を持つほどの正確性や説得力が現れていない。 バブル崩壊で運命論と自己責任論の両極に引き裂かれている現代人の矛盾を見出そうというのもなかなか鋭い。 運命論はかみ砕いて言えば「なるようにしかならない」ということを受け入れることだし、自己責任論も「自業自得」ということである。どちらも人生の真理だろう。 たださまざまな分析は非常に面白いが、確固とした結論は結局出ていないのがこの本の惜しいところ。 著者の本はどれも面白い分析が多いが、そういう説得力にまで至っていない。著者はたぶん「時代を鋭く分析する批評家」というポジションを得たいとか、「流行語になるような言葉を作りたい」のだろうが、この程度の詰めの甘い分析ではワイドショーのコメンテーターの座は無理そうである。 教育を語る前に読んで欲しい誰もがたじろぐテーマ「階層、格差、学歴、性」に真正面から挑んだのが本作品。 目をおおう切り口と裏づけデータ、そして次の時代を推測する。 今、女性がてっとりばやくなりたい職業NO.1「キャパクラ嬢」 そういうパワフルでがさつな女が次の時代のリーダーとなる。 今、わたしたちが心の中に潜み、待ち続けるのは、 「よさこいソーラン」を例に、 溶解したモラル、自信を鼓舞するアジテータ。 著作「下流社会」と比べ、論理的な対応がないのは残念でした。 何冊か著作を読むにつれ、 「階層、格差、学歴、性」に三浦展が固執するのを知る。 多分、三浦はそこに真理を求め、 ジェネレーションZ世代への期待をしているのだろう。 論というには軽いが「下流社会」「ファスト風土化する日本」が話題となった著名なマーケテインング・アナリストの“ジェネレーションZ”論。ジェネレーションZとは著者の命名による1985年〜92年生まれの、新人類2世に相当する世代である。 世代論で括ることには常に批判がつきまとうのだが、本調査はこの世代をよく知らない人にとってはなかなかに面白い。曰く、「のだめ」「干物女」(いずれもマンガの主人公から)など、かつては男子の特徴であった「だらしない」「がさつ」な女子が増えている。(昔なら「男おいどん」か)曰く、宗教はオウム事件から後退したがスピリチャルなものを信じる傾向はある、曰く、「よさこいソーラン」や和風なものにも惹かれるなど。 携帯サイト等々の調査が主体なので世代全般というよりは女子高生が多く偏りがあり、全体的に軽い論調でとても日本溶解「論」というほどまとまったものではないが、一つの参考とするには興味深い。ただマーケティング関係者からすると、本書のアンケートに答えるような層が商品購入の参考にするのは雑誌が多いので、今まで通りの広告・記事を出しておけばよい、という結論になり、さほど参考にはならないかもしれない。 分析以前の問題三浦氏の調査は、分析に問題があることが多いのだが、本書はそれ以前。調査からして全くダメ、といわざるを得ない。 例えば第2章。 著者は「なりたい職業、してみたい職業」を複数回答可で答えてもらったところ、2割近い女性が「ホステス、キャバクラ嬢」を挙げたことを問題視する。 しかし、この質問は意味がわからない。つまり、この質問は「実際になりたい、それで食べていきたい職業」なのか、「将来、なるつもりはないが、どういうものか興味がある職業」なのかわからない。いや、どちらとも取れる。著者は、前者を聞いたつもりのようだが、複数の解釈が出来る質問は問題である。しかも、この結果を持って、他世代に聞いたわけでもないのに「この世代の価値観は…」と言われても何の説得力もない。 著者は、調査概要についての部分で「マーケティング業界にはおかしなサンプリングの調査が多い」ということを述べるが、著者のサンプリングにも問題がある。 上の質問をした携帯調査は、メールマガジンで広告を打って希望者を募り、その希望者から無作為抽出したものだという。これでは、メールマガジン購読者、という特定の層の中から、積極的に調査に参加したい、という特定の層を選び出したに過ぎない。まともなサンプリングとはいえない。 分析以前の問題である。 |