統合失調症―患者・家族を支えた実例集

- 保健同人社 価格 ¥ 1,500
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統合失調症―患者・家族を支えた実例集


保健同人社

価格(new/used): 1,500 円 / 1,100 円 より
発売日: (2007-01) アマゾン売上ランキング: 7843 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 4件

初めて読む統合失調症の本
友人の娘さんが統合失調症になっていらい、なんとか友人の気持ちを少しでもわかってあげたい(おこまがしいが・・)と言う思いから買った本です。しかし、統合失調症と検索すると沢山でてきます。初めて読むのにはどんな本が良いのか考えました。いいえ、何を知りたいのかを考えました。私は友人の気持ちを少しでも軽くしたかった。だから、家族が関連している本を探したところ、この本と出合いました。読んでみると字は大きいしとても読みやすく、初めて読むには、ちょうどいい本でした。家族からの訴え、家族の疑問、家族間の意識の違い、専門用語が飛び交う本ではありません。本当にわかりやすく書いています。
病気を知り、理解することが、適切な支えと関係づくり、祈りにつながる
病気といえば「がん」や「心臓病」「脳梗塞」あるいは「糖尿病」などを思い浮かべます。このような病気になったとき、まず病院に行って検査を受け、しかるべき治療を受けるのが普通です。けれども、心や精神の病の場合は、症状のあらわれ方や病気そのものがどのように進行していくのか、治療の方法についてよく知らないために、「本人の性格」「怠けているだけ」「変な人」「休んでいれば治る」など、誤った捉え方をしがちです。

統合失調症は100人に1人という率で発症する病気です。生活習慣病などとあまりかわらない「ありふれた病気」です。かつては「精神分裂病」と呼ばれていましたが、2002年に、病名が差別と偏見を助長するとして変更されました。また、思春期から20代と、比較的若い人の発症率が高い病気です。

本書では、そんな「統合失調症」について、精神科医師で「Dr.林のこころと脳の相談室」というサイトを運営している林公一氏が、一般の人向けに、「どんな病気か」「どんな症状が出るのか」「気をつけることは」「治療法と、治っていくプロセス」「治療しないとどうなるのか」などについて、実例を紹介しながら説明しています。具体的な症例が挙げられているので、とても分かりやすく、身近な問題として受け止めながら読むことができます。

100人に1人が発症するということは、職場や学校、地域や教会といった私たちが所属している身近な組織やコミュニティの中で、この病にかかり、苦しんでいる人や家族に出会う可能性が高いということです。病気についての正しい知識を得ることは、支えとなって回復を助けることにつながっていくと思います。
ど素人でも分かる精神病解説の決定版
患者さんご本人にもご家族にも、全く関係ない一般の方にも、広くお勧めします。
私は統合失調症患者の息子ですが、本書を読み終えつくづくいい時代になったと感じました。こんな優れた一般向け解説書が、保健図書の名門から発行され、当然のように書店に並ぶ時代になったとは。
親の療養生活はかれこれ30年弱になります。幸い今は安定していますが健常者の生活はもうできません。発病初期の頃本人も周囲も無理解だったため、適切な治療を受けず病状が固定してしまったのです。当時は治療法が今ほど進んでおらず、精神病の解説書というと(なぜか)難解な哲学用語と心優しい文学表現が並ぶものばかりでした。10代の頃の私にはその内容と患者の病状が全く結び付かず「分からないのは自分の心が貧しく愛情が薄いからだ」と自分を責め、逆に治療を勧める自信を失いかけたものです。
「正確で分かりやすい解説書」はあいまいな表現を避けるため、素人の目には独断的に見えます。この著者の林氏も、前著などでは断言調がやや冷たく感じられました。しかしこの本では「正確さ」と「優しさ」を両立させるよう、表現から構成、装丁に至るまで細心の注意を払った形跡がうかがわれます。今や統合失調症は不治の病ではありません。患者さんを理解できないのはあなたの心が貧しいからではありません。ご本人とご家族が自信を持って治療を進め、充実した人生を取り戻すために、是非ご一読ください。
読みやすさ、わかりやすさは、この本が1番です。
 患者の親族として、再発後4冊目に読んだ本です。どの本も皆わかりやすく参考になりましたが、この本が1番でした。内容は、筆者が運営しているインターネット上の心の病に関する相談「Dr 林の心と脳の相談室」のQ&Aと一部重複しているようです。それでも、インターネット上のQ&Aで見ていくのと違い、本は体系的に整理されているほか、多少図やグラフなども使われているため、やはり買う価値はあるでしょう。
 また、すべて実例をもとにしていますので、具体的なイメージがしやすく、とにかくわかりやすく説明されています。あなた自身や家族に非常によく似た症例とそれに対する対応も探すことができるかもしれません。さらに、他の本にない「治療しなかった場合」の例なども掲載されていて、患者に対する今後の対応を考える上で、とても参考になりました。
この本のおかげで、患者の将来に対して少し希望が持てるような気がしてきたところです。
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