あしながおじさん達の行方 (Vol.2)...

今 市子 - 芳文社 価格 ¥ 590
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あしながおじさん達の行方 (Vol.2) (花音コミックス)

今 市子
芳文社

価格(new/used): 590 円 / 34 円 より
発売日: (2000-08) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 3件

「家族」の行方
ストーリーに閉塞感がないのは彼らの内面にある葛藤だけでなく、望む望まざるにかかわらず彼らに他者の存在する「日常生活」を与えているから。すごく大事なことです。
意外な関係と展開に驚きましたが、読んだ後は誰かにやさしくなりたくなる作品。
まだ裏があったの?な謎解きに脱帽
主人公に匿名で支援を続けてくれた「あしながおじさん達」が誰だったのか、謎は解けるんだけど、その5人が主人公にそれぞれが関わりを持ってて、それぞれの立場で主人公に負い目を感じていたんだね。
偶然を装って、自分の過去を知りたい主人公と一緒に暮しながら、真実を知って傷つくことを心配して、暴かれそうになるとその場しのぎではぐらかして必死で隠し通そうと奮闘する「おじさん」が健気・・。

結局は5人とも「親」ではなかったんだけど、どうしてこんなにやさしい大人たちが匿名にしなくてはいけなかったのか、真実ともっと奥にあった大人たちの秘密の真実。
一人一人の真実を知ると悲しくて胸が苦しくなった。
いつか迎えに来てくれると待ち続けていた「捨てられた子供」は、寂しさを抱えたままのあの人だったんだね・・・。

普通なら湿っぽくなりそうな内容を、むしろコミカルなテイストで読ませてくれるのが今市子ワールド。
最後のページまでどんでん返しに次ぐどんでん返しで、謎が解けていく快感と、読後にじんわりと心が暖まるような感動を堪能させていただきました。

ストーリーテラーの今さんならでは!
計算され考え抜かれた物語展開なのか、それとも作者の本能なのか…。読み手が邪推することではないのですが、細部にわたり今さんのエッセンスが振りかけられたこの作品は、単なるボーイズ系の漫画としてでなく、ヒューマンドラマとして位置付けられる作品ではないかと思います。下手すれば重々しくなりがちなテーマを、今さんのユーモアセンスでもって軽やかに仕上げられた作品です。是非一読を!


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