カニバリズム論 (福武文庫)

- 福武書店 価格
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
カニバリズム論 (福武文庫)


福武書店

価格(new/used): -- 円 / 980 円 より
発売日: (1987-07) アマゾン売上ランキング: 66016 位
文庫 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件

カニバリズム
中国文学者の著者が、中国文学に限らず、世界におけるカニバリズムを取り上げることで、「迷宮としての人間」を引き出し、それに迫っていきます。

ただ、さすがに中国文学者である著者は、世界のカニバリズムと中国におけるカニバリズムとの間に、はっきりとした差異を感じ取ります。そこから、魯迅の「狂人日記」「薬」・王国維の自殺をとりあげつつ、中国人の意識や文化へと広がっていきます。ただ広がりつつも、そこには一貫として、カニバリズムという行為が、見え隠れしています。

と書くと、なんだかよくわかりませんが、いちばん単純に
・カニバリズムを行なわなければ、自分が死んでしまう場合、自分はその行為を行うのか?
・日本において、カニバリズムを行った人に対してどう対偶するのち??
この2点について考えて、それに対する著者の明確な考察を読むだけで、十分にこの本を読む価値があるように思います。

出版年はかなり以前のものになりますが、大変興味深い本です。