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最底辺の10億人 最も貧しい国々のために... |
| 中谷 和男 - 日経BP社 価格 | |
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最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?中谷 和男 日経BP社 価格(new/used): -- 円 / 7,980 円 より 発売日: (2008-06-26) アマゾン売上ランキング: 44735 位 単行本 / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件 この本に対する「普通の」アフリカ人の意見が聞きたいその7割がアフリカの国々に暮らす「最底辺の10億人」は、見えない存在でしかない。それは彼らが当事者以外の誰からも関心をもたれないという理由の他に、もし関心をもたれたとしても、こうした貧しい人々を過度に理想化したり、権力者たちの腐敗ぶりを過大評価したりすることで、現実認識にイデオロギー的な歪みが生じてしまうという理由による。 筆者のコリアーは、統計データを縦横に駆使して、アカデミックな検証に耐えうる中立的な議論を目指しているといえる。その分析は新しい発見に満ちており、最底辺の国々に対する先入観や偏見を打ち砕くだけのインパクトがある。またその政策的な提言は地に足がついており、有能な政治家さえ現れれば、すぐにでも実行できるもののように感じさせる。 しかし、違和感もまた覚えた。経済成長による所得の上昇は、筆者が暗黙の前提としているように、貧しい国々にとっての万能薬たりうるのか? 西側諸国が援助や軍隊派遣、関税撤廃などの行動をとることだけで、自らの側は大きな痛みを経験することなく、最貧国の状態は好転するのか? 結局のところ、筆者が関心をもっているのは、貧しい国のあるべき姿といった国家レベルの話であり、そこで暮らす人々の幸せではないのではないか?(筆者が披露する自慢話に登場するのは、つねにエリートや権力者だけであり、貧しい国々の庶民はその顔すら見せない) 要するに、筆者は西欧的価値観から最貧国に良心的な裁断を下しているのだ。だから西欧のメディアが、こぞってこの本を賞賛したことにも得心がいく。けれども、それが果たして最貧国の人々(一部のエリートではなく、一般の国民)の意に沿うものなのかどうか。私はこのことに疑問をもった。翻訳は全体的には悪くはないが、一部に舌足らずな表現や誤字脱字があったことを指摘しておく 貧困が許せない方、ぜひご一読ください。非常に刺激的な見解がここにあります。アフリカ経済の世界的権威が、貧困国の開発について、強いメッセージを発している。"最底辺の10億(The Bottom Billion)"という、上から目線のタイトルではあるが、透徹した現状認識に基づいていると感じた。 貧困が許せない方、ぜひご一読ください。 私は、"キレイ事が好きではない"ので、非常に刺激的でした。貧困を嘆くだけでは、問題の本質は捉えられない、そう感じました。 この本を読んで、個人投資家として、最貧国への投資は10年以上したくない、そう思いました。 本書は、"最底辺の10億人"の存在を、このままの状態で放置することは、残りの50億人の安住にとって、耐え難いほどの事態に陥らせることになる、と問題を定義している。 成果をはかる物差しを経済の成長率とし、援助が行われた国の資金追跡を行い、その有効性を評価する。また、内戦が当事国や近隣諸国に与える損失を640億ドルと推定するなど、"失敗国家"で発生するコストを可能な限り定量化している。 先進国として、介入を行うためには、最貧の国々(決してアフリカだけではない)が捕らわれている4つの罠を理解する必要があると説く。4つの罠とは、紛争の罠、天然資源の罠、内陸国であることの罠、小国における悪いガバナンス(統治)の罠である。 それぞれの罠に対処する方法、解決するための手法(国際憲章、法律、軍事介入など)についてまとめ、われわれが選択すべき行動について、指針を与えてくれる。 これからの貧困を語るために、必読の1冊である。 バランスのとれた知力開発の問題について、アフリカの専門家が一般向けに語った本。サックスが援助の重要性を過大評価し、イースタリーがそのマイナス面を強調しすぎるのではないか、という彼の考えは真実だと思える。彼の研究成果を一般向けに書いた本なので、大学で援助や開発の問題を勉強している人には隔靴掻痒な感があると思いますが、重要な本であることには間違いがないでしょう。 |