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「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た
村上 宣寛
日経BP社
価格(new/used):
1,575 円 /
289 円 より
発売日:
(2005-03-30)
アマゾン売上ランキング:
57503 位 単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 37件
常識を覆すことは楽しい!
今まで当たり前だと何も考えずに信じていたことが、実は真っ赤なウソだった。
世の中意外とそんなことが多い。
そんな事実を心理テストの分野において暴いてくれている。
私自身、心理テストについて詳しく知っているわけではないが、仕事上、適性検査
などは行うことがある。
YG性格検査や内田クレペリン検査などは現状、企業の採用活動において使用されている
例は少ないと思われるため、やや古さを感じることは禁じえない。
しかし、他の検査でも同様と心得る必要がはあるだろう。
心理学や統計学について、論理的かつ平易に書かれているので、読みやすく、
また痛快な一冊といえるだろう。
ユーモアを織り込んだ教養書、詳細な解説もややネタが古いか
統計学的なアプローチによる認知心理学者の村上宣寛氏による著書。血液型性格診断や、ロールシャッハテストなどが学術的に全く価値のないものとし、その根拠を歴史的、統計学的に述べた書。教養書である一方で、著者自身の主観的な感想や実際に授業で話した会話などがそのまま記載されており、エッセイ風に作成されてもいる。統計学的な記述はゆっくり読むべきで、きちんと理解するためには数日かけて読む内容。対象は、統計学的用語をある程度は理解している大学生以上と思われる。
同氏の著書『IQって本当は何なんだ?』と比較すると、全体的には読みやすくなったと感じた。理由は学術的な説明文の量に比して、感想を主体とした解説文の量が増えたことにある。感想の多くは従来の研究者のいい加減さを糾弾するものが多く、やや乱暴な印象も受けるが、ロールシャッハテストを3名の学者が解説したレベルの低い文章(非常に笑える)を見る限り、著者の怒りももっとものように感じる。また、『血液型と性格には何の統計学的相関もなかった』と困る学生に対して、ありのままに報告せよという著者の指摘は、本来の学者が見落としがちな研究姿勢を表しており、このような真摯な態度で研究が行われていれば、多くの無駄な認識が避けられたと感じる。
問題点は2点。対象としている内容(血液型やバーナム効果など)がウェブサイトなどでも紹介されているものがほとんどで、統計学的な記述がやや多すぎる感があること(要するにくどい)。心理テストの批判に比して、今後の展望や、有用と思われる現在の手法に関する説明が少なすぎて、将来に希望がもてるような気持ちの読了感が少ないこと。
全体的には学術書とエッセイの双方を兼ねた教養書として良書に含まれると思う。ユーモアに富んだ読み物としても面白い。ただし、前述の問題点とある程度読者が限定されることも加味して、星は4つまで。
実践的な「脳」の解説書
本書は血液型占いから、最近広く就職試験にも使われるようになったSPIなど、
人の知的性向を評価する、という名目の下で行われている各種テストの
基礎理論とそのいい加減さを指摘しています。
採用試験によく使われているというある種のテストは、あまりにもひどいので
驚いてしまいました。
人事採用担当システムを運営されるの方々の必読書ではないかと思います。
最近の「脳」ブームでベストセラーになっている本よりも、
もっと実践的な、「脳」の解説書です。
よくやってくれたと思う
心理学のインチキな部分を一般人にもわかりやすく実証、説明してくれた本です
インチキ心理テストを、痛烈に核心をつきながら正論を言う
血液型性格診断がインチキだというのはまともに生きてれば誰しもが感じていたはずが
世の中、頭の固い人間もいるわけで、こちとらどうでもいいと思ってることだし人道的にも科学的にも有意義性皆無なのに、妙にしつこく血液型で人を語りたがる輩がいるのも現実です
でも反論するには専門家じゃないから直感ではインチキだとわかってても知識がない
だから右から左へ流すしかない場合もある
でもこうして専門家の人たちが面倒くさがらずにインチキを証明するために実験して公表くれれば、一般人の人も知識がつくし頭の固い人間が能書き聞きっぱなしという機会も減るでしょう
でも血液型がインチキなことは誰もが既にわかってたことなんだからインチキを教えてくれたことはそんなに大きなことじゃない
この本の功績は、内田クレペリン、YG、ロールシャッハなどの欠陥を突いてくれたことです
頭の片隅には違和感があっても、今までこのような点から判断するための知識が一般からすれば皆無だっただけに今まで意識にまでその違和感がまわってこなかった
ややもすると意地悪な印象もあるかもしれないが、極めて啓蒙的な良書
最初に血液型性格診断のことを論じるが、これは話を引っ張るためで、そこまで濃い話ではないが(といっても読む価値は大いにあるが)本書が取り扱うのは、そういった、既に似非科学としての認識が確立している話題だけではなく、現実に使われているYG検査などである。要するに、そのダメっぷりをぶった切りしていくわけ。
かなりショックを受ける人はショックかもしれないが、冷静に考えると「まあ、そうだよね」というのが妥当な線ではないかなと思う。もちろん、本書で取り扱う性格診断系のテスト全部がダメなのか、弁明の余地はないのか、いろいろ部分的には再検討の対象になるだろうが、どう考えても修復不能なネタもちらほらある。
ロールシャッハテストの解釈に関しては、、、、もう腹がよじれるほどしょうもない!!うははは、ですよ。ウィリアム・パウンドストーンの著作で、ロールシャッハテストのダメさは承知していたが、日本におけるこのテストの権威さん達の解釈は、やばいでしょう。素で笑ってしまった。
そんなわけで、似非科学領域に関心を持つ人は特に一度読んでおく価値があるだろう。想像通り、こんなところにも、やっぱりかなり侵食してるよねって感じで楽しめる。
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