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国産ロケットはなぜ墜ちるのか |
| - 日経BP社 価格 ¥ 1,470 | |
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国産ロケットはなぜ墜ちるのか日経BP社 価格(new/used): 1,470 円 / 259 円 より 発売日: (2004-02-05) アマゾン売上ランキング: 132801 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 9件 憂国の士よ今こそこの本を読め!そして立ち上がれ!!景気拡大といっても最近元気の無い日本社会。それはあらゆる場面において日本が徐々に没落しているのを皆がなんとなく感じているからではないだろうか。 本書は日本のロケットの問題点について様々な要素について分析している。通常本を読むと一つは個人的な批判要素がでてくるものだが、本書の指摘について私は全て賛成だ。特に、政治家に理系要素がないことについては、もっと社会的問題になって良いと思う。(よく官僚批判されるが日本の本当の問題は政治家が無能なことだ)また、国家の財政が逼迫しているときではあるがそれでも、現在の日本がロケットに金をかけないのは著者の指摘通り大きな問題だ。例えば(これは本書に書いていないが)月には資源が多く眠っているといわれるが日本のロケットが今のままではアメリカ、中国やヨーロッパに完全に月資源を独占されてしまう。 他にも論点はありすぎるほどあるが、本書はロケットを描きながらも現在の日本の問題を全て描いている。今こそ本書を読んで各自が日本をよくすべく立ち上がるべきだ! 本気でロケット上げる気あるの?中国の有人宇宙船実験が成功したとき、マッサージの先生(=中国人)はとても興奮していた。 「中国は子供の頃から理系の教育を重要視しているし、コンピュータの訓練も子供の頃から始めている。 その成果が現れるのは、当然だ。」と鼻高々である。いいなぁ。 日本のロケットはちっとも上がらない。 気象衛星もなくなって海外の情報だけに頼るようになって、天気予報の精度も下がった。 「技術の開発どころか維持すらできない組織」のせいで、日本のロケット打上げは失敗ばかりしているのだ、という結論。 民間の技術結集により軌道に乗りかけていた組織に、天下りの役人を投入。 基本形の実験が成功していないのに、人間関係を配慮して余剰仕様を追加して、ますます故障原因が不明確になる。 巻末近く、ロケット関係の官庁の責任者の一覧が最終学歴を添えて掲載されている。 5年前に2年約束で種子島に単身赴任していったエンジニアの友人は、帰郷できないまま昨年離婚した。 日本は大国ではない著者は中国の有人宇宙飛行の成功にかなりショックを受けていることがよくわかる。日本もまだやれる!との著者の熱い思いが伝わってくる。 が、現実をよく分析してみるとそれはむりというものであろう。有人飛行はソビエト、アメリカ、中国がなしえたが、これらの国はいずれも大国であり、その一国で自国に必要な人材、物資はほとんどすべてまかなえる国である。他国に弱みを握らせないし、そもそも弱を作らない国である。(ただしロシアは異なる) 一方我が日本はどうであろう、食料にしても、物を作るのに必要な原料にしても自国でまかなうことはまったく不可能な国なのである。そのような国に、人類の将来をかけた大事業が可能であろうか?はっきりいって、宗主国たるアメリカが、日本も有人飛行を実現してアメリカも含めた大国達と良い意味での競争をし、人類にとってより良いシステムを開発しようと持ちかけない限り不可能であると私は考える。 宇宙開発よお前もか科学技術も科学技術政策になると、とたんに政治家や役人がたかってしゃぶりつくして腐らせる。 厚生労働省の試験研究機関の職員が書いた『ホージンノススメ-特殊法人職員の優雅で怠惰な生活日誌』もリアルでおすすめ。 現場とお上と中間管理職結局、宇宙開発に限らず、今の日本の先の見えない状況を作り出したのは、あまりにも幼い日本の官僚組織と政治家だったのかなというのが感想。 現場であるメーカーと、中間管理職であるJAXAはそれなりにがんばっていると思います。だけど、それをマネージメントする政治がこれでは、成果はなかなか上がらないのではないでしょうか。 私たちにできるのは、すこしでもたくさんの声を上げ、気づかない政治に気づかせるよう努力していくことだと思います。 |