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たった一人の30年戦争 |
| - 東京新聞出版局 価格 ¥ 1,682 | |
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たった一人の30年戦争東京新聞出版局 価格(new/used): 1,682 円 / 980 円 より 発売日: (1995-08) アマゾン売上ランキング: 56280 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 12件 与えられた仕事に命を小野田さんが言われたことなのですが 自分だけが特別にこんな苦しいことをやっているんだと思ったら ダメ。くじけてしまうから。 当たり前のことをやっている。こう考えて僕は戦ってきた。 戦前、日本人は苦しみもしたが、戦後には 恋もしたり自分の家庭を築いたりと幸せも味わってきた。 しかし、小野田さんには恋人も、家庭もまったくなかった。 戦友の小塚さんは、あるとき、「隊長、先に死んだ奴のほうが楽だったですね」 と漏らしたと言う。 「30年間で一番楽しかったことは?」 「楽しかったことと言うのは今日の今まで何一つありませんでした」 「辛かったことは?」 「戦友を失ったことです。」 ほかの人々が享楽にふけっている時に自分に与えられた仕事に懸命に打ち込む。 ここに僕は小野田さんの人としての崇高さ、美しさを感じ、感銘を受けました。 こういう人がまだ日本にもいらっしゃるのです。 今の日本は、戦死した方々や小野田さんのように自己を犠牲にして やってきてくれた人々の苦労を見事に無駄にしています。 特攻隊の人たちは、現在の日本をみたときどう思われるのでしょうか? 「お前たちのような誇りを忘れた利己主義なやつのために命をかけたわけではない」 こういう声が聞こえてきそうです。 私たちはこの誤った時代を変えていかなければならない時期に差し掛かっています。亡くなられた方々がみて、「よくやってるじゃないか」と思われるような日本に変えていかなければ なりません。 壮絶!以前、テレビで「青春時代を戦争で壊されてしまって可哀相ですね」 と言われて「青春は前倒しで楽しんだからいいんだ、 本当に可哀相なのは戦争で死んだ人たちだよ」 と言った小野田さんの笑顔が忘れられなくてこの本を買いました。 内容は、壮絶なジャングルでの生活、帰還してから届く心無い手紙、 本当に今の私たちには想像もできないような経験を書いてくれています。 説教じみたことや、自分は誰よりも苦労した、などということを全く言わずに、 小野田さん独特の力強さで、私たちを前向きに引っ張っていってくれる本です。 不撓不屈の人小野田寛郎さんは昭和49年に日本へ帰国された元陸軍少尉です。 昭和20年の終戦に気付かず、他に生き残った3名と共に、 戦地であるフィリピンのルバング島で昭和49年まで戦い続けた軍人です。 私は当時、小学2年生位でしたが、TVのニュースで流れた、 軍服姿の小野田さんの男らしい立ち居振る舞いを未だに憶えています。 小野田さんはゲリラ・諜報の要員の育成機関であった陸軍中野学校で訓練を受け、 遊撃(ゲリラ)戦を行う密命を受けてルバング島に赴任された少尉でした。 そして、もし、味方が滅んだ後は残置諜者(ざんちちょうしゃ)として 敵をかく乱するゲリラ活動を行い続けるようにも密命を受けていました。 小野田さんはそれを実に30年間、忠実に遂行し続け、 日本からの援軍がいつか必ず来ると信じて 孤独な戦いを続けていらっしゃいました。 当初は生き残って行動を共にしていたのは4名だったそうです。 そこから、昭和24年1名が裏切って「脱走」し、3名となり、 昭和29年に1名が銃撃戦で「戦死」し2名となり、 昭和47年に最後の1名も銃撃戦で「戦死」 その後昭和49年に発見されるまでの間は小野田さん1名で過ごされていました。 ほとんどの期間を他の隊員と一緒に過ごしていらっしゃったのですが、 残置諜者という密命は誰にも話してはいけない任務なので、 その意味では非常に孤独に30年間を「たった一人」闘い続けたといえます。 小野田さんの言葉には学ぶものが多いです。 生と死が背中合わせの境遇の中で、死を恐れずに己の任務を果たし続けられた 30年間の実体験の重みのある言葉です。 それにしても、30年間とは・・・ 村の女子供には一切手を出さず、敵軍には命懸けで徹底抗戦され続け、 私利私欲なく己の任務のみをストイックに全うされ続け、 日本に帰られてからもまったくその基本姿勢は変わることがありません。 本当に30年間、不撓不屈の意志で緊張感の中に雄雄しく戦い抜かれました。 軍人(まさしく武士です)の生き様がここにあります。 自分に子供ができたら、、、絶対小野田自然塾に行かせたい。そう思いました。それとこの本を全国の学校図書館にぜひ置いて欲しい。私は子供の頃から本が好きで戦争に関する本も小学生のころから読んでいましたがそれらは戦争の悲惨さを伝えたものだけだったような気がします。小野田さんのように気高く、崇高の念を持って職務を全うされた方への感謝・感動の気持ちを今の子供や若者にぜひ感じてもらいたい(私も若者ですが)今の日本人が忘れてしまったものを教えてくれる一冊、笑いと涙なくては読めない久しぶりに出会った良書です。 真の日本人小野田さん。小野田さんは、さきの大東亜戦争を果敢にたたかわれた、まごうなき一勇士であられます。その勇士によって著述されたのが本書です。ここには、喜怒哀楽とともに生と死を凄絶にみつめながらも、そしてそれを生き抜いた者の冷徹な視線があります。私は、生きるとは何か、そして死とは?という命題を、この生命の歓喜なきただれた平和にほうけた日本において、改めて思念させられました。と同時に怒りもまた奔騰してきたのでした。戦後の小野田さんを手をふってむかえたはずのわれらの同胞が、寸時をおかずして、彼を戦争賛美者、軍事国家日本の亡霊などというレッテルをはってブラジルへと追いやったことです。これは、1945年8月15日を境目にして、特攻隊員をはじめとする軍人、そして英霊らに悉く背をむけた、かの醜き日本人そのものの冷たい姿が、またここにもあったのでした。戦後は、いまなお“終わって”はいないのです。しかしながら、著者がすごいのは、そのような仕打ちをうけたにもかかわらず、その後、愛する祖国日本を退廃の亡国より救うべく、様々な活動とともに、日本とブラジルを往復しながら行ってきたことです。なんという大きな器と高らかな人格なのでしょうか。私はその読後、小野田さんとともに、美しい国日本を再生していくことを決心したのでした。 |