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凶犯 (新風舎文庫) |
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凶犯 (新風舎文庫)張 平 新風舎 価格(new/used): -- 円 / 650 円 より 発売日: (2004-08) アマゾン売上ランキング: 257905 位 文庫 / 在庫切れ [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 8件 文句なく五つ星です。感動しました、という言葉ではとても物足りない、すごい小説です。衝撃です。五つ星以上をつけたいくらい。 日本のいまの小説が、色あせて見えてしまいます。やっぱり、立ち位置が違うというか。 この小説は、実際に起こった事件をもとにして、それを綿密に取材し書き上げたものらしいですが、ドキュメンタリータッチにはなっていません。 ちゃんと小説として素晴らしいものに仕上げています。 残酷と言えるシーンもあるのですが、もちろん興味本位のものではまったくないし、どんどん謎が解けていくから引き込まれて一気に読んでしまいました。 エンターテイメント性が高いのに、文学としての格調も感じられます。 無惨で、でも誇り高い、素晴らしい主人公や周りの人々。対照的に、中国の現実を体現したような、ひどい実情を表す人々。 読んでいくうちに、すごく感情移入してしまいます。怒りや悲しみがわき起こって、どうしようもありませんでした。 普通知ることのない中国の姿を垣間見ることもできました。 とにかく、いろんな点で、素晴らしいのです。 ライトノベルが好きという人だって、きっと感動します。打ちのめされます。 ぜひ読んで下さい。 まわりの人にも、たくさん勧めています。 映画は甘かった「天狗」という名前でことし中国で公開された映画は、原作の凄みには及びませんでした。特に一番最後あたり、主人公とその妻、息子の「その後」を描いた部分は原作と全く異なり、お涙頂戴と人民解放軍賞賛の愚劣な展開に堕しています。原作が映し出す中国の現実のやりきれなさをそのまま映画にすることを、共産党宣伝部の方々が認めなかった結果だろうと思います(ウラはとれていませんが)。これを観た中国の大学生たちが高く評価した、との報道もありましたが、彼らの知的レベルを疑ってしましました。まあ、そうは言っても、農村部の現実を描いた映像はそれなりに衝撃的。解放軍賞賛のラストは検閲を通過するためのトリックなのかもしれません(これもウラはとれていません)。そこまで考えながら映画を観るのも疲れる作業ですが……。中国の現実に迫った映画としては、国内で上映禁止になっている「盲井」(英語名はブラインドシャフト)がよくできています。日本で見ることができるのかどうか知りませんが、中国ではDVDが買えます。 あ、あのシーンはどうなってるの?? これ、映像化したらすごいなーと思っていたら、すでにされていた! 映画のタイトルは、なんと『天狗』。 ちなみに「狗」は中国では、「犬」って意味みたいです・・・。 中国の学生映画祭で最優秀作品賞を射止め、 『天狗』が上海国際映画祭にて審査員大賞を受賞! と、DAIFU Websiteに載ってました。ひょっとしたら日本公開もまもなく?? よく中国で発禁にならなかった中国の現代小説を読んだのは初めてですが、面白かった。地方幹部の腐敗を描いて、よくあの国で発禁にならなかったなと思います。登場人物の職位と関係図、目次、各章のタイトルを付け加えてくれた訳者にMVPをあげたい。おかげで話しが見え易くなり助かった。特に著者が工夫した構成(事件の前後を交互に描く章立て)は時間軸が前後するので、目次で全体を展望できると読者は安心できる。この手の本は本屋に行っても、平積みで目立つわけではなく、まず読むチャンスは無かったでしょうが、読者好きの友人が薦めてくれたおかげである。 映像で見たくなる!十面埋伏を読み、面白かったので文庫版の凶犯を買いました。凶犯って書籍版はないんですよね。これ、映画化とかなったら絶対見に行きたいって思いました。かなりはまりました。 |