そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん...

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そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生


ソフトバンククリエイティブ

価格(new/used): 1,575 円 / 874 円 より
発売日: (2007-08-23) アマゾン売上ランキング: 5674 位
ハードカバー / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 21件

メディアでは紹介されなない苦労話が。
Watch Video Here: http://www.amazon.jp/review/R32UAPCYUP1S72 多くのメディアで紹介された上勝町のサクセスストーリー。TVなどでも見ていましたが、そこでは紹介されなかったエピソードや苦労話、実際に活用した公募事業名なども具体的に紹介されています。ハードカバーとほどよい行間で読みやすいですが、内容はとても重く濃いです。著者は、家庭にお金を一切入れなかった時期もあったなど本当に苦労されたようです。仕組み作り、地域活性化、高齢者のIT活用、マーケティング、思いの大切さ、など多くを学べるとても良い本だと思います。ただ、1時間もあれば気軽に読めてしまう内容に★4つとさせていただきます。それでも、オススメです。
たまたま成功したわけではない。
地方再生のすばらしい物語として、一気に読みました。

この本を読むまでは、「彩」とは、たまたま葉っぱを売ったら、偶然に成功したというくらいにしか
思っていませんでした。
誰にでもできることじゃないかと思っていました。

しかし、「彩」が成功したのは偶然ではないと分かりました。

買い手を確保してからの、市場への発送。
おばあちゃんたち達を、やる気にさせる仕組み。
使う人に合わせたパソコンやシステムの開発。
供給過多で値下がりが起こるのを防ぐ仕組み。
どうすれば、市場で売れるかの研究。
「彩」とは関係ないが、冷害でミカンが全滅したときの迅速に収入を確保するための対応。

現状を分析し、目的を達成するためには、何をすればよいかをきちんと考えて、実行していることを知りました。

熱意に裏打ちされた、戦略と行動が、成果に繋がると実感しました。
ヒントに溢れている
 ある田舎町を「よそ者」の若者が葉っぱを売るという方法で再生する物語。
著者はニュースウィーク日本版「世界を変える社会企業家100人」のうちの1人だ。

 むら社会ゆえに閉鎖的で変えるのが難しい。でも1度信頼を得ればどんどん良い方向
に物事が進むことが書かれている。若い頃から人生を賭け、1つの村に住んで仕事をして
いる著者に敬服する。

 以下本書で参考になった記述
 
 ・葉っぱを採っているおばあちゃんたちを、実際にその葉っぱを使っている高級料亭
に連れて行く。自分たちが採ったものがこんな高級料理に華を添えていると実感でき、
より仕事をやる気になってくれる。

 ・著者がいったん現場を離れたら売り上げがガクッと落ちた。現場でハッパをかける
人間がいなくなったからだ。

 ・女性と高齢者を主役に。男性はとにかく評論家が多い。人のことばかり言う、自分
の経験を押し付けるだけ、など実働が伴わない。

 ・気を育てる仕組みづくり。毎月、パソコンで自分が稼いだ金額と順位がわかる。お
ばあちゃんたちに健全な競争心をあおる。


 なにか事業をやろうとしている人、地域再生を志しているなど問題意識を持っている
人にはヒントになる記述が満載だ。
農村の実態と地方再生、ベンチャー経営、そして経済が良く分かる
現在地方再生が叫ばれていますが、地方が腐っているのは昔からです。
高度成長期以来、農村は都市に集ることで食いつないで来たわけでとっくの昔に腐っています。小泉改革の遥か前から過疎化は進んでおり、小泉改革で農村に渡す小遣いが減少し、残された人たちが80近くになってきたから社会問題化しているだけです。

また、農村の人たちが優しく暖かいとかいうのは、論理ではなく感情で繋がっている農村の人たちの一面を外から見ただけの思い込みです。
感情と言うのは、暖かい反面不条理で、思いやりあふれる反面図々しいものです。
本書では、暖かく心強いだけではなく農村の意地汚く保守的な一面が垣間見れます。

本書は、横石さんがそんな保守的で意地汚い農村によそ者として入り、いかにして信頼を勝ち取り、いかにして行動し、いかにして周りを巻き込み、いかにして人々と町を変えていったかが良く分かります。
保守的で意地汚く都市に依存し衰退する一方だった町が、誇りを持って開明的で自立した町になって行くかが良く分かります。

また、この本は横石さんというベンチャー経営者が『彩』というベンチャー企業を作っていく話でもあります。ちょっとしたアイディアを知恵と努力と根性でビジネスにしていく経緯もとても面白いです。

最後に、具体的カツ詳細に紹介されている『彩』のシステムは市場の動きそのものです。
防災無線のスピーカーで市況を提供していた時から、無線Faxで市況を提供するようになり、最後にはネットで情報を配信するようになったことで、どのように市場と生産者の動きが変わっていったのかがとてもよく分かります。

葉っぱを売るというのはたまたま見つけたアイディア・たまたま選んだ手段に過ぎません。
それらを通して語られる非常に濃い論理や実状が非常に面白いです。
少ないページ数と大きい文字のこの本にこれだけの濃い情報を無駄なく載せられた横石さんの人生経験とそこから編み出した明快な理論、そして分かりやすい論述は凄いと思います。
興味がある人はぜひ読んでみてください。
笑顔が目に浮かびます
こういう本がどんどん売れてほしいです。

私は老人福祉の世界で働いていたのですが、
「福祉」とは上勝町が行っている取り組みのようなことを
言うんだと気づきました。

定年は必要かもしれませんが、働くということは
自分が社会に必要とされていることを感じることができ、
生きがいにもつながります。

生きがいを人生から取り上げれば、
毎日が楽しいわけがありません。

お年寄りも同じです。

年齢関係なくその人に合った仕事というのは必ずあります。
それを見つけるのは簡単ではありませんが、
実際に成功したのが著者の横石さんです。

横石さんのような目を持つ人がたくさん活躍できれば、
もっと日本は住みやすい国になるような気がします。

「世界を変える社会起業家100人」に選ばれた
横石さんに追いつけるように、私も成長していきます。

未来が明るくなる本でした。

楽しく、生き生きと働くおばあちゃん達の笑顔が目に浮かびます。