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キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? SB文庫


ソフトバンククリエイティブ

価格(new/used): 683 円 / 205 円 より
発売日: (2006-06-28) アマゾン売上ランキング: 36254 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 20件

若い社会人の方にお薦め
本書は、既に他のレビュワーの方々が高く評価されている通りで、
手に取る価値あり、と思います。

2000年に出版された単行本を文庫化したとあった為、最近のキャリア
形成事情に沿わないかも、と少し心配しましたが、それは杞憂でした。

本書の著者は、合理的な物事の見方を「コンピタンシー」として具え
られている様で、現実に起こっている事態・事実の個別の調査・分析
から抽象化した結論を記述する様にされています。
(ただ、抽象化はサンプリングの母集団に依存する為、各人の条件に
よっては「違う世界の話」となってしまうかも知れません)

勿論、キャリア形成に悩んでいる場合に、「他人の経験から学ぶ」と
言う意味で、また昨今のキャリア事情の情報を得る目的を満たす意味
で、有益だと感じました。

私にとっては、本書の内容から自分の情報空間を書き換え、拡張できた
事が何よりでした。個人の物事の見方には限界があって、他者が人生を
通じて得た経験知がその限界を拡げてくれる、と言う典型でした。

本書は、新社会人から40歳台の社会人の方まで参考になるかと思います。
私としては、仕事人生の見方を広げる参考になるので、特に社会人に
なって日の浅い若い方にお薦めします。
もし転職やキャリアアップをお考えであれば、必読です。
キャリアの展望を描けないでいる人、
転職を悩んでいる人、
そんな方が読めば、読後に自分が何をなすべきか
結論らしきものが見えてくると思います。

自らの決断に背中を押してくれる、
理論武装を与えてくれる、そんな良書でした。

この本で、最終的に選んだ選択・決断は、
間違っていなかったと今でも感じています。
計画的なキャリアチェンジはありえない!!
著者である高橋氏自身、東大⇒国鉄⇒マッキンゼー⇒ワトソンと、文字にすると華やかなキャリアチェンジであるが、実際にはその場その場の偶然と、その時々の自分の動機によってキャリアチェンジを実施してきたことがあとがきに綴られている。

これは、プランド・ハップン・スタンス・セオリーと称されるもので、ビジネススクールで人事系の科目を取れば学べるものではあるが、高橋氏のような経歴の持ち主であってもやはり、計画的なキャリアチェンジではなく、偶然の積み重ねのなかで模索しながら現在に至っているということを知ることができただけでも十分に意義あるものでした。

キャリアチェンジというと、どうしても転職をしたい人向けの本か?と思いがちですが、決して本書はそんなことはなく、主眼は社内人材市場の活性化にあるのでしょう。

偶然を必然化する
10年、20年先を見据えてキャリアを構築しているつもりでも、変化の時代には陳腐化したスキルの蓄積にしかならないものであるから、先の読めない将来に対しての危機管理能力を高め、キャリアを切り開くための積極的な仕掛けをしていこうという提言がなされているのが本書の特徴だ。
そのための方法論を展開する主軸として、プランド・ハップンスタンス・セオリー(Planned Happenstance Theory)「=計画された偶然理論」を中心に、偶然を必然化するための方法が紹介されている。
言い換えれば、会社が用意したキャリアステップの計画に依存するということは、パラダイムが大きく変わってしまう状況には対応できないということを言っている。(※実際、企業の倒産や経営陣の交代によって、そのような事象が起こっている。)

自分にとって好ましい形で偶然を必然化するためには、『好奇心、こだわり、柔軟性、楽観性、リスクを取る』、こういった特徴の思考・行動パターンが必要であり、予定通りにいかない未来を前提としたキャリア作りが必要なのだ。

具体的に、本書では4つの段階に分けた『仕掛け作り』の方法論を紹介している。
・仕事を膨らませる...やりたい仕事の業務割合を増やす
・布石を打つ...社外・社内人脈、上司との関係強化
・キャリアを進める...傍流のビジネスリーダーになる、
・キャリアを振る...リスクをとって打開する


自分の過去の行動も、ほぼこの理論で裏づけられると思っている。今までは取ったリスクの度合いは小さいと思うが。。これから年を重ねるほどに、「リスクをとる決断・行動」が鍵になるのだと思う。その他の行動パターンも、このように理論化されていればより意識して実行していけるだろう。
この内容でこの価格は大バーゲン。
 キャリアを高・低ではなく、幸・不幸の観点から分析している。単なる著者の私見や経験論、哲学等を冗長に述べたものではなく、データに基づいた分析‥に基づいている内容。現代社会の変化する速度がこれまでになく速い事はすでに常識であるが、そうした事を踏まえつつ、職業人としていかにキャリアを模索していくかを述べている。なかなか役に立った。私的には、価格と内容のバランスから、近年最大のお買い得感を感じている。友人達に「こういう本もあるよ」と勧める気になった。