民法総合 6 不法行為法

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民法総合 6 不法行為法


信山社

価格(new/used): -- 円 / 19,800 円 より
発売日: (2007-04) アマゾン売上ランキング: 339723 位
単行本 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

豊富な情報量
まず類書にない豊富な情報量とその新しさに驚かされました。
基本的な解説を行いつつ,これだけの量の判例を紹介し,なおかつ分量を抑えた書物は他にありません。
ただ,司法試験レベルを考えると,ここまでの学習は必要なく,その時間もないでしょう。司法試験では,飽くまでも参考書であり,この本を重宝がるのは受験生ではなく,寧ろ実務家でしょう。
また,平野教授の自説がさほどクローズアップされた書き方ではないため,文章の展開のテンポはよくありません。
判例の分析が的確
不法行為法の分野は変転が激しく、判例研究がなかなか追いつきません。ところが平野先生は大胆に原野商法、インターネットオークション、暴力団員の不法行為責任など、あらゆる現代的問題に斬り込んでくれています。平野民法学の特徴が出ているテキストです。学説の分析もさることながら(学説の紹介は脚注表記〜これは平野先生からすると片手技みたいなもの)、判例を詳細に比較・分類。特に重要なものを枠で囲み、当てはめや規範で必要と思われる箇所をアンダーライン表記されています。読者が読み進むうちに不法行為の考え方を自然につかめるように工夫されています。レベルはかなり高いテキストですが、独習できる工夫が随所に隠されています。先生の講義を直接、拝聴できる学生諸君が実に羨ましいです。司法試験は平野先生の本でかなりのお釣りが来るはずです。
待望の<厚め>で体系的な教科書
不法行為法は「本気で学ぶと刑法総論並みのボリューム」と言われるが、難関資格試験で深いところ、
最先端のところが出題されることが少なかったからだろうか、「先駆的・古典的著作」または「薄い教科書」ばかりで
選択肢が限られていた。試験出題はともかく、不法行為法は戦後民法学が最も発展した分野であり、
また企業法務でも重要な分野であるので、理論と判例をバランスさせた厚めの教科書の需要は大きかった。
本書は、たとえば塩見佳男先生の教科書(要件重視)より随分と厚いが、最先端の議論・判例まで網羅的に
扱っており「これ1冊」で教科書的にも辞書的にも使えるのが最大の<売り>だろう。判例教材の別途準備が
不要なのは教育上、実に便利である。法理論と判例に関して本書以上の教科書は不要であり、
あとは損害論(賠償金はいくらか)や過失相殺(被害者過失を何パーセントとるか)など
各実務分野のハンドブック・マニュアル・基準の類いの勉強になる。
著者も出版社も最近意欲的だが、この<総合>シリーズの民法総則、物件法のすみやかな刊行を期待したい。
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