生きちゃってるし、死なないし―リストカッ...

- 晶文社 価格 ¥ 1,680
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生きちゃってるし、死なないし―リストカット&オーバードーズ依存症


晶文社

価格(new/used): 1,680 円 / 134 円 より
発売日: (2001-08) アマゾン売上ランキング: 86223 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 4件

生きてる実感の薄い人に対する警告
 生きているか、死んでいるかわからないほど、
現実逃避しながら自傷行為の依存症になっている人を
描いているノンフィクション。

 表題はそういう現実感の薄い人向けの警告であって、
「死なない」はずと勝手に思っている人に対してのもの。
 「死なないはずの人が死んだ」「だから本書には説得力がない」
なんていうのは、誤解もはなはだしい。

 そういう書評は、本書を読んでない悪意の書き込みかもしれないが、
同じ著者の書いた『「死ぬ自由」という名の救い/ネット心中と
精神科医』(河出書房新社)を読めば、死なないはずの人が
死んでしまう理由の多くは、ずさんな精神医療であることがわかる。

 この『生きちゃってるし〜』は既にロングセラーになっており、
多くのココロ系書籍が医者の立場からのものであるのに対して、
当事者である患者自身にとって必要なことを描いている点で買い。
死なないし、なのに、死んじゃったの?
 この本を読んで、感じたことがあって、著者のHPにアクセスした。
 しかし、とんでもないことがわかった。
 ここで取り上げた人がなんと自殺していた。
 自殺したことが問題ではない。
 「死なない」ってはずのスタンスで取り上げた人が、「死んだ」。
 それだけで、この本の説得力がない。
どうかと思う。
前半のリストカッター&オーバードーズのルポタージュが、後半になって著者の「いかに自殺をやめるか」論になってしまってガッカリ。
読者が読みたいのは、いかに死なずにすむかではなくて、いかにしてそこに至ったかではないのか。
自殺をやめさせたいなら「完全自殺マニュアル」の方が逆説的でよっぽど効果があると思うが・・・。
悩んでる少女達・・・。
リストカットしている何人かの少女達と実際に会い、取材している。
中には少し気が重くなるようなお話もあるけど、自分ひとりが悩んでるんじゃない、ってわかるんじゃないかなと思います。結構厚い本なんですが、テンポよく読むことが出来ましたので字が嫌いな方でもOKじゃないでしょうか