数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

Hans Magnus Enzensberger - 晶文社 価格 ¥ 2,982
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数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

Hans Magnus Enzensberger
晶文社

価格(new/used): 2,982 円 / 211 円 より
発売日: (1998-08) アマゾン売上ランキング: 48450 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 4件

今分かる必要はないが。
挿絵がかわいいので、ついつい読み進んでしまう。

しかし、書いている内容がすべて理解できるような説明があるかというと、説明が中途半端な気もする。

だから悪魔なのかもしれない。

かかれているものをすべて理解しなければ、その本の価値がないというのは、読者の傲慢だろう。

ほとんどの文学が、著者の意図などわからずに楽しいものだし、書いてあることの半分も理解できなくても価値があると感じることができる。

数学の本だから、全部分からなければいけないというような脅迫観念を持たずに、
流すように読んでいき、わかるときにわかるようになればよいのだと思う。

そういう読み方をすれば、本書が良書である。

ps.
解説本があると嬉しいかもしれない。
大人のための本でしょう
刊行当時、評判になったので息子のためにと思って買い求めた。息子に渡す前に内容を見ておこうと思って先に読んだのだが、躊躇して渡せず、息子が中学生になった今も私の本棚にある。

内容が高度過ぎるのである。私は実は数学科出身なのだが、本書の内容は素数、累乗と平方根、順列と組み合わせ等(しかも学問的には深遠な部分)を数学的裏づけ無しに直感的に提示したもので、果たして小中学生に理解可能なものか不安だったのである。小中学生だから、却って素直に受け止められるという考え方もあろうが、私には自信がなかった。むしろ、一通りの数学的知識を持った数学好きの大人が楽しめる本だというのが私の感想である。
フリガナのふり方が中途半端。
 悪魔のエキセントリックで嫌みな性格には異論もあるだろうが、最近人気の児童書にはもっと嫌らしい性格の主人公がおおウケしているものもある(たとえば「かいけつゾロリ」のシリーズなど)ので、そこには不満はない。
 小1の娘に読ませてみて初めて気がついて、あわてて本を取り上げてやめさせたのだが、フリガナのふり方が中途半端で子供だけでは読めない。
 確かに対象年齢も書いてあるし、字が小さくならず本が大きくならずページがペナペナにならない範囲での苦渋の選択だったかもしれないが、フリガナは全部ふるか、全くやめる(その代わりできるだけひらがなだ。決まっているだろう)かだと思う。この本は読んでもらうのではなく自力で読むのがスジだと思うからだ。多少字が小さくても全部自力で読めたしわからなければ辞典を引けた昔かたぎの本であって欲しかった。結局、国語も得意な恵まれた子供向けの本である。ソフトカバー版も同じ徹を踏んでいるのであれば残念ながら、そっちも星1つ。
数学嫌い病のワクチン
数、数学は学校の勉強のためだけに存在するわけではない。
数=勉強と言う考えで数をゴキブリ扱いしてはいけない。

物語の主人公・ロバートも学校の数学の授業が大嫌いだった。
でも、学校や勉強とは全く関係ない所、
 ―夢の中― で数学とあらためて出会う。
そこで彼は数の素晴らしさを知り、すぐにとりこになる。

この本で数学が好きになるまではいかなくとも、
数学を何もゴキブリ扱いはしないようになるだろう。
絵も綺麗だし、数学好きにも数学嫌いにもおすすめする。