平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

M.Scott Peck - 草思社 価格
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平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

M.Scott Peck
草思社

価格(new/used): -- 円 / 1 円 より
発売日: (1996-12) アマゾン売上ランキング: 7239 位
単行本 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 36件

最低の本です
ちょっとでも心理学をかじったことのある人間であれば、読むに堪えない内容です。
キリスト教圈的善悪概念と心理学をごっちゃにしていて、主観的で一面的なものの見方で患者を断罪しています。
患者が異常な心理に陥ってしまった内容を考えずに邪悪といいきってしまう著者の方こそ、邪悪なのではないか、と感じ、このようなカウンセラーが実在することに恐怖感を感じた一冊です。
強迫症にたいする無理解と無能
強迫神経症の患者の例は、強迫性障害に対する、この人の無能力の無理解の証明で、精神医療に携わるものならわかってほしいものだ。偏見を広めるだろう
 「Brain lock 」日本語「不安でたまらない人たちへ―やっかいで病的な癖を治す題名」の著者も怒りと軽蔑をこめて、この著者の無理解を嘆いてような。
盲信はいけませんが
本で論じられている内容については他の人が書かれているので、少し違う点を書きます。

筆者はベトナム戦争は悪として扱いながらも、戦争=悪とは限らないのではないか、という
葛藤を感じているという事、邪悪な個人と対峙した際の嫌な気分も率直に語っている事、
十分な調査はなされていないので科学的な結論ではないと述べている事、他人を悪と断じる
のは大変危険だと警告している事、自分はキリスト教徒だと丁寧に前置きしている事。

最初はキリスト教徒と言われてどうかな、と思ったのですが、科学的な態度、誠実さが
感じられ、信頼のおける人物だと感じました。
本の題名がまぎらわしい
言っていることは間違ってないんだけど、なんとなく側に居て釈然としない気持ちになったり、
なんか気持ち悪いという人達を心理学の偉い先生が、隠れている邪悪性を明確にしてすっきり
させてくれる本です。

これはこれで非常にタメになる内容でしたが、嘘吐き対策で買うと肩すかしを食らうと思います。
嘘吐きというより、邪悪性を隠し持つ人達に重点が置かれているため、副題の方が標題に
ふさわしいです。
値段に見合う内容だとは思うのですが、牛丼を頼んでフランス料理が来たような、損をしたん
だか得をしたんだか・・・この本を題名で買うと、期待した内容は得られない人もいるのでは
ないかと思いました。
説得力ある邪悪の定義、面白い!
心理療法家が出会った患者との実体験をもとに、定義づけの難しい邪悪という概念について考察した書。

悪に陥りそうな者、陥ってしまった者、集団としての悪などについて、章ごとに象徴的なエピソードを紹介している。患者ではなくその両親の邪悪性を見いだした事例など、それぞれの事例そのものが小説のごとく面白い。また、集団としての悪を考察した章は特に読み応えあり。

通常、ある事象を科学的に定義づける場合、症例提示のみからの考察では不十分とされるが、従来邪悪について詳細な考証はなかったことや、境界が不明瞭な精神的概念を定義づける困難さを考えるといたしかたないところか。症例提示からの考察内容であるにもかかわらず、その考察内容は十分に説得力あり、目から鱗が落ちた。

本書を読んだ後、日常生活において他人と接したとき、政治家や省庁の不祥事報道を見た際、あるいは映画を見た際などの感想が従来と変わることも多くなるのではないか。かなりお勧めの一冊。