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ボックス! |
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ボックス!太田出版 価格(new/used): 1,869 円 / 1,160 円 より 発売日: (2008-06-19) アマゾン売上ランキング: 4667 位 単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 9件 カタルシスは訪れない。ユウとカブ、ふたりの少年の成長を描いたボクシング巨編。 元いじめられっ子だったが、ボクシングに出会い少しづつ強くなっていくユウ。 ピカイチの才能を持ちながら、肝腎なところで優勝できないカブ。 ふたりの前に立ちふさがる怪物・稲村。 ユウもカブもあえて稲村のいる階級ライト級にエントリーし、まっこうから 挑んで行く。 ユウとカブだけでなく恵美須高校ボクシング部全員の成長が、心を温かくする。 そして、ユウを育てる沢木監督、カブを育てる曽我部トレーナーの熱い思い。 ユウvsカブ、ユウvs稲村、カブvs稲村、この三戦は圧巻だった。 全585ページの長編ながら、ここまで緊張感をもって一気に描き上げている。 しかし、ラストで失速した。 戦いを乗り越えたユウとカブが、この後どう生きていくのか。 さらなる感動でカタルシスを味わえるものと期待していただけに、ラストで肩透かし をくらった。ここまで盛り上げておいて、このラストは無いでしょう(怒)。 どうせなら、最後まで緊張感をもって描き上げて欲しかった。 とても残念だったが、それでもこの作品の評価を大きく損なうものではない。 今年のマイベスト!さっき、出張帰りの飛行機の中で読み終えました。飛行機の中だというのに、 何度かグッと来て涙をこらえました。今年のマイベストです。ボクシングを 見るのが元々好きな私ですが、この本は余りの面白さに3時間で読みきって しまいました。 ボクシングを通して成長していく少年たちの様子、その間の友情、部活の マネージャの女子のキャラクター、すべて最高です。 読み始めは部分部分マンガっぽい雰囲気がある所が少しだけ気になりましたが、 読み進めるうちにそんな事は気にならなくなりました。読み終えた後の 余韻も深いです。お勧めの一冊! 感動しよう!!ラジオで絶賛されていたので思わず購入。いい年をして高校生の青春ストーリーに感情移入できるものだろうか、と一抹の不安がよぎったが、まったくの杞憂だった。自分のどこにこんな熱い血が残っていたのだろうか、と思うほど素直に感動した。疲れたサラリーマンにもオススメである。 暑さを吹き飛ばす熱い1冊。この夏の一押し!熱い話である、胸すく話である、それでいて胸が締めつけられる話でもある。とにかく、グッとくる事請負の小説であって、暑さを吹き飛ばすこの夏一押しの快作だと思う。 ボクシングに天賦の才能を見出された無軌道な鏑矢と、彼を見守り、彼のように強くなりたいと願う聡明な優紀、これは、全くタイプの違う2人の高校生の友情とボクシングのドラマ。物語は、優紀と、高校のボクシング部顧問の耀子の視点で終始展開する。ふたりと、共通の“大きな存在”鏑矢、誰に感情移入しても面白く読めるが、個人的には優紀の“物語”により共感を持って読んだ。彼女の前での理不尽な暴力に無抵抗のまま屈した思い、ボクシングが上達し心弾む喜び、思慕する耀子の鏑矢への目線を悟った時によぎる微妙な感情、何よりボクシングを通して人間的に強く大きくなっていくという、これは10代の男性の青春成長小説である。 ボクシングは相手の運動能力を破壊する目的で人体の急所ばかりを狙って殴る格闘技。本編中に語られる定義は、このスポーツの本質を明確に言い表している。これはまた、本格的なボクシング小説。ルール、トレーニング、テクニック、戦術、闘争本能、そして精神世界と、ここまで細部に渡って描写された小説を私は知らない。 鏑矢を始め、ボクシング部員たちも、優紀、友野ら優等生たちも、皆嫌味なく清々しく書き込まれていて、いまどきこんな純粋な若者たちばかりなのかとも思うが、やはり好感が持てる。 ずば抜けて才能がある者と、絶え間ない努力でその位置に上ろうとする者。“努力”、“天才”、“才能”、“一流”の本質について見事に言い得ているのも魅力的だ。 息つく間もない580頁、筆者は「探偵ナイトスクープ」等で知られる放送作家だそうだが、このドラマツルギー、ダイナミックな筆力は、只事ではない。若い人はもちろん、かって若者だった人や女性にも是非お薦めの1冊と言っておきたい。 百田尚樹話しの進め方がさすがだと関心でき、読み手が気持ちよく終えれる作品だった。 しっくり来ないとこもあるが、それが後味悪くないのもこのひとならではである。 読んでみて、損すること無いのでぜひ読んでほしい1冊だ。 |