アンダーソン短編集

Sherwood Anderson - 近代文芸社 価格
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
アンダーソン短編集

Sherwood Anderson
近代文芸社

価格(new/used): -- 円 / 3,669 円 より
発売日: (2001-06) アマゾン売上ランキング: 803716 位
単行本 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

アンダソン独特の世界
シャーウッド・アンダーソンといえば、『ワインズバーグ・オハイオ』ですが、
それ以外にも、本当に優れた短編を残している素晴らしい作家です。
ヘミングウェイ、フォークナーなどの作家達に大きく影響を与えたと
言われており、その辺りに興味がある方はぜひ、読んでみてください。
私見では、フォークナーが、かなり影響受けてるような気がします。

本書は、最近出た訳本なので、言葉遣いの埃っぽさはあまりなく、とっつきやすいです。
また、アンダーソンの世界観を大事に表現されているように感じました。
それぞれがどこかに持っている闇に目を向けた短編集です。
闇を抱えた人々を包み込む風景は、緩やかに、
でも、人の人間的な部分はグロテスクに……
帯にある「あたたかいち?なざし」には鋭さもあるように感じられます。
とにかく、アンダーソンの世界は独特です。
読めば読むほど、言葉や文体から出る面白みが、広がっていきます。

個人的には『彼女はそんな人間なんです』の妄想が暴走する内容と、
狂気に近い冷静を装った語り口が、面白かったです。
また、『牛乳瓶』『山人たち』『高潮』の文章にはゾクっとさせられます。

シャーウッド・アンダーソンの作品を日本語で読める機会に、
なかなか恵まれなかったので、とてもうれしいです。
これを好機に、たくさんの方にアンダーソンを知ってもらいたいな、と思います。