後藤田正晴 男の美学―永遠のナンバー2

- 近代文芸社 価格 ¥ 1,529
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
後藤田正晴 男の美学―永遠のナンバー2


近代文芸社

価格(new/used): 1,529 円 / 457 円 より
発売日: (1996-01) アマゾン売上ランキング: 429066 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件

そこはかとない、温かさ
後藤田正晴氏の伝記としては、保阪正康氏の「後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡」(文芸春秋)が有名ですし、秀逸と考えますが、こちらも半生記としてコンパクトにまとまっており、また後藤田氏の政治家としての限界にも言及した箇所があり、多面的な見方もできています。

こうした後藤田氏の人物像を見ながら、やはりこの人の本質、といったものは旧内務官僚としてのプライドとその行政手腕にあるような気がします。戦争を経験したことも踏まえ、そのキャリアから身についた考え方に上手に現実というものを重ね合わせ、実際の行政というものを動かしていった、そうした能吏としての役割を戦後政治の中で果たしていった感の強い人だと思います。

人間としても大いに魅力的な人だったようで、こうしたことが多くの人に慕われる証左なのでしょう。仕事ができ、人に厳しい反面、そこはかとなく人間としての温かさみたいなものを、色々な書を読むだけで感じさせる不思議な人です。