すべてはこの夜に (クロスノベルス)

- 笠倉出版社 価格 ¥ 900
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すべてはこの夜に (クロスノベルス)


笠倉出版社

価格(new/used): 900 円 / 450 円 より
発売日: (2007-10) アマゾン売上ランキング: 7963 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 6件

二話目に持っていかれました
加持は、取り返しのつかない過ちを犯し、酷い別れ方をした昔の男・湊と再会する。しかし、罰のように加持を抱きながら悲しみを湛える湊の心の内を感じ取った加持は、ヤクザとなって危機の迫る湊の側で、憎み合い続ける関係の変化を願うようになる。

表題作は、加持の心の変化がいまひとつピンと来ず、湊が加持に執着する気持ちも不可解でしたが、若頭・武井が「(相手は)普通の人です」「私のろくでもねぇ人生の中で、一番幸せな時期でした」と語る番外編?の二話目がとても良かったので、この評価です。

商業誌ではあまりない構成と、淡々とした描写の中に漂う物悲しさ、良い同人誌を読んだ時のような懐かしさがあります。とは言え、文体の選び方はしっかりしていて、稚拙な感じはしないので安心して読めます。
買って良かった
ヤクザ×一般人の中編2本(主人公は違いますが1本目と2本目はリンクしています)とその後の短編1本です。
どちらも切なく心に残ります。
たんたんと書かれている文体がストーリーに良く合ってると感じました。

中編の2本目を読んだ後は、武井がどんな男だったかと又1本目を武井重点に読み返してしまいました。
その後が分かっているだけに余計に切ないけど、出会ってからの2人は最高に幸せだったと・・・、愛の薄い人生をだらだら長生きしている人よりよっぽど幸せな人達だったと感じさせられました。
最後の短編は前2本が切なかっただけにホッとさせられ、又上手くまとめられてて良かったなーという感じです。
じんわり
最初読み始めた時最近の英田作品との文体や作風の差に違和感を感じましたが、
あえて昔の雰囲気を変えず残したという著者の意図の意味が
読み終わってみて何故かよくわかりました。
商業的ではない暗めな雰囲気、ハッピーエンドじゃないだけに読んだ後も暫らく残る
せつなさを強く感じました。 ひさびさに心に残るお話でした。
こういう作品がもっとあればいいのに。。
3話目、脇役の武井が愛する人が眠る海辺の墓地の風景に想いを馳せるシーンは
胸にジンときます。
う〜ん;
ストーリーはさすが英田さん。とても素敵でした。
特に2話目の話はお互いがすごく求めあっているのが
伝わってきて、とても好きです。

ただ、一言いえば、1話目の湊がなぜ加持にだけ心を開き、
好きになったのかっていう理由が曖昧なまま終わってしまったのが、
残念でした;
あと、1話目と3話目の湊のキャラのギャップが大きすぎてちょっと戸惑いました・・・
まぁ可愛いからいいんですけどね;

全体的には良かったので、読んで損はないと思います。
じんわりとときめくお話
昔の、同人誌掲載作品が収録されています。お話は三本入っていて、すべてリンク作です。
英田さんはもともとよく読む作家さんなのですが、個人的には今までの本の中で一番好きです。表題作と、表題作カップルの再会話もよかったのですが、同時収録の、攻の片腕にあたる人の昔の恋のお話が、しんみりしていて好きです。幸せだけれども、どこかもの悲しい雰囲気がたまらなくよかったです。
メインのお話は、誤解からすれ違った、同級生カップルのすれ違いもの。情緒的に偏りがある攻が、不器用に受を愛そうとしているお話が好きな方にはお勧めです。