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Hard‐boiled wonderland and the end of the world―A novel


Kodansha International

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発売日: (1994-01) アマゾン売上ランキング: 625678 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 6件

英語的には、少々がんばらないと

 ノルウェイの森→ねじまき鳥クロニクル→本書と、英語版を読み進んで来ましたが、今回が一番Hard-boiledでした。特に最初の導入部の40ページ、老博士による解説部分がやや難解でした。英語で抽象的、形而上的とでも言うんでしょうか、漠然とした表現を、的確に読みこなすのは、やっぱり難しいのは確かですね。でも、HARUKI。作品のコンセプトをいったん掴めば、細部の表現にこだわらなくても魅惑的なストーリーを楽しめます。
・・gaze at the sky ・・ そして世界の終わりを待ちながら読みたい一作かも知れませんね。高卒レベルより少々高い英語力がいるでしょう。
こういう春樹もあり。
この作品は私が初めて読んだ村上春樹の本で、10回以上読み返した物語です。
今まで大人になって読んだ本でそこまで読み返した本というのは、そう多くはありません。
他の作品も今はほとんど読んではいますが、最初にこの物語を読んだ時の感激(おおげさですが)は忘れられず、今でも読み返すほど大好きな本なので、是非英語翻訳版も読んでみたいと思い、購入しました。最初、あまり村上さんのことを知らなかった時に、「この人の文章は英語にしても読みやすそうだなぁ」と思ったのを覚えています。

実際読んでみると、割と思っていた通りの文体で安心しました。あくまで個人的な感想ですが、原作のイメージを大きく損なうこともなく、特に「世界の終わり」のパートではオリジナルを読んだときと同じような美しく幻想的な世界が想像できてとてもよかったです。

反面、「ハードボイルド」パートでは、少し苦戦しました。
日本語だと難しい単語が出てきても、この単語はこういう意味だ!と理路整然と説明はできなくても漢字の雰囲気や組み合わせで、イメージしやすいのですが、英語は単語を知らないと??となってしまうことが多々ありました。私の英語力が乏しいせいなのですが、neurophysiologistとか。わかんね。

逆に日本語だと「なんだその堅い単語」と思っても英語だと簡単とかもありますが。表層的混乱とか。

ただ、何回も読み返していた本だったため、そこまでつまづくことなく読めました。一章一章の区切りも短いですし、時間のあるときにちょこちょこと読めるのでいいです。

惜しむらくはやはり村上春樹の最大の魅力ともいえる台詞回しや会話、独特の言い回しが英語では十分に発揮しきれてないかな?ということです。日本語だと味になるものが英文だとくどくなるためでしょうか。はしょられている台詞もたくさんあります。

例えば序盤の大佐の長い台詞では
「君にとって必要なもの、君の知らねばならんものを街はこれから一つ一つ君の前に提示していくはずだ。君はそれをやはり一つ一つ自分の手で学び取っていかねばならんのだ」

は「The things you need,the things you need to know one by one the Town will set these before you」

「目を開き、耳を澄まし、頭を働かせ、街の提示するものの意味を読み取るんだよ」という台詞は「Open your eyes,train your ears,use your head」だけという簡潔さ。

16章の終わりの「それでもあなたはまだ私をもとめているの?」「求めている」という僕と彼女の会話もすっぽり抜けてます。

ストーリーには支障はないし、原文で読んでなければ気にもならないようなはしょりではあるんですが・・

行間を読み取らんかいということでしょうかね。。もしくはページ数の都合?いらない台詞だとは判断してほしくはないですね。。ストーリーも面白いですが、そういったやり取りが村上春樹の文章の好きなところなので。

ので☆−1。

村上春樹自身が英訳したらどんな風になるのかが見てみたいところ。
ハルマニアを世界に。
今回、昔読んで、ずっと心に残っていたこの本の
英語版を買い、メキシコの友達にプレゼントに送りました。
彼からの感想が、色々と自分に重ねてしまい考えさせられ
目が離せなかったと喜んでいました。
ハルキの本をもっと欲しいとおねだりされているこの頃です。
ハルマニアを中米にも♪
日本語版を読みましょう
翻訳の質はいいと思います。ただ、問題はオリジナルの部分がかなり削られてるということです(原作は二巻ですがこれは翻訳にもかかわらず一冊というところからもすぐわかりますが)。村上春樹の表現は、何気ない描写を細かくしつこく説明するところがありますが、それは翻訳には耐えられないのでしょう。ほとんどカットされてます。あと、地下道で太った女の子と歌うシーンなんかも全てカット。この辺は翻訳の限界を感じます。やはり、これは日本語が読めない人のためのもので、日本語が読めるならそちらをお薦めします。やっぱり全然違うと思います。
日本語で読んで見たくなった。
何故かこの作品だけ日本語で読んでいませんでした。何故なのか、不思議です。それで英語で先に読んでしまいました。カルカッタの書店にも村上さんの作品の英訳版のほとんどが揃っているのです。

英訳版の凄さもあるのでしょうが、読中の感覚は普段日本語で村上さんの小説と読んでいる時と全く同じ。カルカッタにもたくさんの読者がいるように、彼の作品は世界中の人々の気持を掴んでいるのでしょう。

二つの世界が同時並行的に展開して行きます。そのどちらもが、互いの性格の違いにもかかわらず紛れもない村上ワールドで、いつどこで融合するのか、糸が結ばれるのか、ドキドキ、ワクワク。結果は読んで見て下さい。
まだ日本語は読んでいませんが、作者本人が語るように間違いなく「代表作」の一つだと思います。