日本の戦争Q&A―兵頭二十八軍学塾

- 光人社 価格 ¥ 1,890
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日本の戦争Q&A―兵頭二十八軍学塾


光人社

価格(new/used): 1,890 円 / 1,200 円 より
発売日: (2007-12) アマゾン売上ランキング: 120127 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件

明治維新から太平洋戦争敗戦まで日本はいかに戦ったか?
本書の構成は兵頭氏得意のQ&A形式である(ストレスフリーに読める)。

論考は日本の地理的条件、農業文化の呪縛から始まって、鉄道・海運・航空機の発達による
戦争の質的変化、それにともなう国家間の条約(法律)の変遷にまで多岐に渡る。
そしてそうした変転する諸条件に日本の指導者層はいかに対応したのかが綴られている。

登場する欧米露列強や日本の政治家・軍人等に対する記述や評価は実に興味深い。

近代日本の興亡を1つのストーリーとしてこれほど見事に自分に得心させてくれたのは
本書が初めてだ。
「日本の防衛力再考」以来、氏の著作はほぼ全て目を通しているが、これは真に労作だと思う。
自分でイチから考える人でなければ書けない本である。

そもそも何故日本が朝鮮半島や中国大陸を指向せざるを得なかったのか?
という疑問があったのだが、それがやっと理解できた。
また当時の鉄道輸送の重要性がよくわかった。

「軍学者」の面目躍如である。


兵頭流軍学の集大成
司馬遼太郎をはじめとして、ほぼ無条件に賞賛されている児玉源太郎という人物に疑義を表明した本を初めて読んだ。兵頭氏の基本理念である「物事をゼロから考える」論がビシビシ決まって心地よい。Q&A形式なので、初めての読者にも読みやすく、お薦めである。

核武装論者として極右の人物と思われがちだが、日中戦争は中国の侵略、日米戦争は日本の侵略...と、一般的な右翼の方々には到底受け入れがたい主張をしているので面白い。核武装にしても「安全、安価、有利」という合理的思考の末に導き出した結論であって、マッチョ的虚勢によるものではない。

軍事マニアでなくても目から鱗が落ちるだろう。ぜひご一読を。