日本人の背中

井形 慶子 - サンマーク出版 価格 ¥ 1,680
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日本人の背中

井形 慶子
サンマーク出版

価格(new/used): 1,680 円 / 994 円 より
発売日: (2008-03-05) アマゾン売上ランキング: 3801 位
ハードカバー / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 8件

興味深い日本人論
海外、特にイギリスに精通した著者が日本という国を外側と内側の両方から見つめた本。

日本の風呂や日本食、居酒屋、漫画そしてわびさびまで
外国人が賞賛している日本を思いきり紹介した後、
「働き者なのにビジネスができない」「金持ちなのにブランドに弱い」など
海外でクエスチョンマークが投げかけられている
日本の常識や美意識を辛口で批評する。

これらは事実であり、国際社会の中で生きていく時に
日本人として自慢できること、気をつけねばならないことの情報を
得ることができる本だろう。

しかし、日本人がこれからどこへ向かっているのか、
日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ちながら
日本人が海外の人たちともリスペクトしあえる関係を築くにはどうすれば良いのか?
という疑問について、本書にはヒントがいっぱいつまっているが、結論が甘く思えた。
日本流が滑稽であっても、欧米方式に合わせることだけが正解ではないはず。
国境を越え、言葉や文化の違いを超え、一人ひとり異なるパーソナリティを持つ人間として
結局は一人ひとりが自分で答えをださなければいけないのだと気付かされた。

それにしても、本書の題名が、うまい。自分では見えない背中。
海外からどんな風に見えているのか興味のある方にはおすすめ。
思ったよりもインパクトなく
著者のような方だったら、もっとインパクトのなる、日本人ならガツンと衝撃を受ける内容を期待していたのですが、わりとありきたりのことばかりでちょっと残念でした。
うっすら上から目線
新聞のこの本の広告に惹かれて読みました。

外国人から見た日本人に関する今まで耳にしたことが
ない驚き、魅力を期待して読むとかなり肩透かしです。

著者の目線も単なる双方を知る第三者というよりも
どっちへも(特に日本人に対して)上から目線の
表現が何度も出てきますので読後感もあまりしっくりと
きませんでした。
大きな物語を背負わない主張
マッカーサーが日本人は12才と断じ、GHQが母子密着型社会・封建社会の要因として日本の産婆制度を解体しました。”成熟”を目指した戦後社会は今日、特化した分野に執着するオタク社会となり、反面「大きな物語」・ナショナリズムを望んでいると言われています。井形慶子の独自の視点による本著はナショナリズムを超えた所から日本の良さを教えてくれました。政治家が「中国や朝鮮半島で戦時、日本は良いこともした」と言って私達を困惑させたりしますが、アジアンハイウェイのエピソードは「大きな物語」を背景とせず井形慶子の視点で紹介されています。男性が「大きな物語」を語るときにはファシズムの影が忍び込んで来る様に思われます。著者はオタクに期待し、過疎化に目を向け、偽ブランドを嫌います。そこには静かで透明感があって、永遠性が感じられます。
考えるきっかけを与えてくれる本
井形さんの本は何冊か読み、そのたびに「視点」に驚かされてきた。でも、今回は「情報量」に驚かされた。直感と観察による記述の代わりに、統計や社会現象といった裏付けデータが多い。これまでの本は「なるほど」で終わっていたのが、今度は自分で考えるきっかけを与えてくれたような感じだった。
この本を読んで、日本人の魅力についてずいぶん考えさせられた。生産的な読書ができてよかった。
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