問いの魔力

- サンマーク出版 価格 ¥ 1,470
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問いの魔力


サンマーク出版

価格(new/used): 1,470 円 / 974 円 より
発売日: (2008-09-24) アマゾン売上ランキング: 50836 位
単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 1件

メインは思想史エッセイ
人間にとっての「問い」というものの意義や人生における意味を説いた部分は、先行して刊行された著者の本と同工異曲。本書のメインはギリシャ哲学からフッサール、サルトルまでの思想解説部分にある。「根っこへの問い」ということで、思想家達の所論をやさしく書いている。
興味深いのは、フッサールへの肩入れである。反マルクス主義思想としてのフッサール現象学という位置づけではなく、フッサールを通してマルクスを見ることで、マルクスの「間違い」が見えてきたとしている。読者対象(サラリーマン?)を慮ってか、その説明は端折っている。
結論的には、フッサール現象学は哲学方法論であり、イデオロギーとしての哲学とは違うと言っているように読めた。
はたしてどうなのだろう。竹田青嗣のフッサール理解を適用しているように思えるが(違う?)。それとサルトルへの評価は、少しひいきが入っているように見える反面、フォイエルバッハに冷淡ではないかという感想を抱いた。
こうした本論の筋はともかく、著者の教壇での脱線するサービス精神や、余談が鋭く本論に回帰する“芸”に乏しいのではないか?