話を、聞いてください―少年犯罪被害当事者...

- サンマーク出版 価格 ¥ 1,470
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
話を、聞いてください―少年犯罪被害当事者手記集


サンマーク出版

価格(new/used): 1,470 円 / 235 円 より
発売日: (2002-03) アマゾン売上ランキング: 180413 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

無題
私の友人もこの本に記載されているような事件で亡くなりました。

当時中学生だった私達には、ただ漠然とした事件の内容と、友人の死、という説明しかありませんでした。やはりこの場合も子供への衝撃の大きさへの懸念、そしてそれよりも、大ゴトにはしないでおこうと保身に走った大人達がありました。この本を読み、遺族の痛みの大きさを感じ、自分達の認識の甘さを痛感しました。

結果論ですが、やはり、事実は事実として説明してほしかった。そして私達もまた事件の重大性についてもっと討議すべきだった、と思い知らされました。

抑制された叫び
未成年の加害者によってわが子を失った遺族:少年犯罪被害当事者たちが、訥々と語る「事件」と「その後」。そして、明らかな「リンチ殺人」を「殺人罪」ではなく、「傷害致死」として裁く少年法と警察と裁判所、数カ月少年院に入るだけの「更正」、無関係として謝罪を拒否する加害者の保護者達・・・

被害者の話ということで、とかくヒステリックなものを想像しがちだが、彼等は自分達が経験させられたことを、抑えたトーンで語り続ける。

知らなければいけない社会の暗闇を見た思いです。
正直、ショックを受けました。読む前は「少年法の問題をテーマにした本」という程度に考えていましたが、読んでいくうちに、これは、単に少年法の問題だけでなく、
・少数派弱者(被害者)への社会的な村八分の問題
・絶対的に社会的信頼/ブランドをもつ、警察や学校が
 いわゆる「正義の味方」ではないこと

・裁判制度がいかに、原告側に負担な上に、たとえ勝訴しても
 「賠償の踏み倒し」が平然と行われることなど、多くの暗闇を具体的に知りました。これらは、私たちのすぐそばの問題ですが、知らないで通り過ぎることが多く、実に、「読んでよかった本」といえます。