ケガレ意識と部落差別を考える

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ケガレ意識と部落差別を考える


解放出版社

価格(new/used): 2,100 円 / 1,003 円 より
発売日: (1999-07) アマゾン売上ランキング: 64233 位
単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送
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ケガレの根源とは?
 ケガレ意識の根源を考察した論考。主に字解からその根源を考察。堅苦しくならないように適度にダジャレを入れたり、話し言葉にしたりと工夫してある。諸説の論破を試みているので、どんな説があるのかを知ることもできる。
 ケガレ意識の根源に絞って論考しているので、部落差別の一般的な諸問題については他を参考にしてください。
 部落差別問題に興味のある方は必読といえますが、最初に読む本ではないと思います。差別の根源って何だろう?と思ったときに手に取ってみてください。
部落問題について素朴な疑問を再考するチャンスです。
 「いったい人々は、なぜ我々を今に至るも差別し続けるのか。しかも我々を差別する当の人々自身が、部落民とは何か、そも自分はなぜ部落を差別するのかを知らないままに差別し続けているのである」と著者はあとがきで言う。また「差別を受け続けている我々自身も」また同じではないかとも。

 「なぜ」の視点を「ケガレ」意識においた論考は、民俗学に関わった人々の問題提起でもあった。「空気のごとく差別意識は広まっていく」とよく言われてきた。「差別することに理由なんかあるものか、そう言うものなんだ昔から」と差別して来た人々の言葉も幾たびか聞いて来た。理由のない現象があるのだろうか、決してそれはあるまい。

著者は、「ケガレ」意識にその根元を探っておられる。
 人権の世紀の始まりだが、「自らがある立場に立って考えてみる」以外に解決の道は近づかない気がする。本書で、読者自身の内なる差別意識への問いかけとして、記述内容に気配りが行き届いている著者の気持ちを学びとりたいものである。