“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通...

竹岡 美穂 - エンターブレイン 価格 ¥ 630
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“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)

竹岡 美穂
エンターブレイン

価格(new/used): 630 円 / 512 円 より
発売日: (2007-12-25) アマゾン売上ランキング: 4166 位
文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 8件

今回の文学少女は少々ぶっ飛びすぎ
まずは序盤の巫女、妖怪という類の単語の連発。
今までの文学少女シリーズと違って読む気が若干失せた。
幼いユリと尋子の二人で使用人を殺したことも度外れ過ぎるように感じる。

一番違和感を覚えたのはメイドの魚谷。
彼女は祖母の尋子から話を聞いていただけで、事件が起きた80年前の人間ではない。
それにしてはユリとアキラに感情移入をしすぎ。
結局本編では猟銃持ち出して姫倉麻貴を襲う程の理由と言えるようなモノはなかった。
姫倉麻貴もまたなぜこの屋敷の問題にこれ程まで取り組むのか謎だ。

あと読みづらかったので、心葉には幽霊など怪奇現象は信じていない心情で話を進めて欲しかった。

終盤の急展開は今までの文学少女シリーズ通りに読んでいて爽快さがある。
エピローグが無ければ☆2だけども、エピローグが秀逸なので☆3

よし、寝ようと思ってたけれども、神に臨む作家を読もう。
私服文学少女
帯に特別編とか書いてあったので、番外編っぽい物かなーなどと思って読んでいましたが、あとがきにも書かれているとおり時系列的に本編からはじき出されてしまっているだけの、がっつり本編に絡みついている6冊目です。しかもエピローグが7話目終了後を語ってしまっているような。文学少女の魅力たっぷりな、そしてころころ変わるキャラクタの関係は相変わらずで、これはなかなか忘れられません。
あなたは私を知りますまい
『“文学少女”と月花を孕く水妖』です。文学少女シリーズ第6巻。ですが、特別編です。
本編からは少し過去にさかのぼり、夏休みのエピソードです。
主人公心葉と遠子先輩は当然登場しますが、メインは麻貴です。
本編の登場人物が絞られている分、遠子先輩の出番が多かったというか、相変わらず暴走しています。

今回の作品は、泉鏡花のいくつかの作品と、タイトル通り水妖記などいくつかの外国文学がベースとなって、かなりブレンドしています。
麻貴の別荘を舞台に、不気味な事件が連発で起きて、遠子先輩の推理が冴えます。
いや、推理じゃなかったですね。いつものアレです。

でもまさか、麻貴とあの人がああなるとは……
キャラが掘り下げられ、次巻以降の本編への期待を高める役割を果たしています。
最高傑作、幸せです

素晴らしかったです。

今回は遠子先輩と心葉君の絡み多めです。ほんと2人大好きです!心葉の感情が綺麗に伝わってきます^^琴吹さんより遠子派の方には素晴らしく良い作品だと思います。ほんと遠子先輩と心葉の絡みが幸せでした。

また今回のストーリーも深くはいりこめて野村さんらしい作品で素直だけどひねりある作品でとても楽しめました。読みだしたら止まりません。読み終えるのが勿体ないくらいです。

ちょっと昔に逆上った話でしたがやはり次回作が気になる終わり方でした。ちょっと遠子派としては切なげな感じで...、次巻が発売するまでどきどきしまくりです。遠子先輩が気になります!

次作が早く読みたいです!

“月花を孕く水妖”の「秘密」とは
〈文学少女〉シリーズの6作目にして、初の番外編。
時系列的には「2.5巻」に相当するのですが、内容的には7作目の予告編といえます。

また、今回は姫倉家の話ということで、表向きは麻貴にスポットが当てられていますが、
実は「遠子編」といっていい内容になっています。


これまでの遠子は、いわば登場人物たちの魂の代弁者であり、
彼らが背負う「物語」に救済をもたらすセラピストの役割を果たしてきました。

そんな因果の外側にいたはずの彼女にも、胸に秘めた「秘密」があることが今回明らかになります。


―あなたは、私を知りますまい。


引用される『外科室』の一節が示すように、“文学少女”たる彼女こそ、
本シリーズの最後にして最大の「謎」なのです。


では、もう一人の主人公・井上心葉は?


彼の名前を強引に読み解けば、井上は「イド」、心葉は「言葉」になる前の想いや気持ち、と考えられます。
つまり、作家として、あるいは人としても、他者に伝えるべき「言葉」を持っていない存在であるということです。

本シリーズはそんな心葉が、遠子のみせる「月花」(≒物語)を心に宿していくことで、
「言葉」を獲得していく物語だったのではないでしょうか。


今回で、ある程度、行く末が見えてきた本シリーズ。
しかし、そこはサービス精神旺盛でサプライズ好きな著者のこと、
きっとまた、ツイストのきいた結末を用意してくれるはずだと期待します。