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“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文... |
| 竹岡 美穂 - エンターブレイン 価格 ¥ 630 | |
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“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)竹岡 美穂 エンターブレイン 価格(new/used): 630 円 / 278 円 より 発売日: (2006-12-25) アマゾン売上ランキング: 1998 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 9件 非常にシリアス登場人物のキャラは一人一人、考え方は違うのだけど深く見ると何処か似ている。 その矛盾に考えさせられる所があるし、展開も読めず読んでいて心地いい。 文学少女特有の文学作品とクロスさせての話運び、そこが非常に輝いていたし、終始グダグダになる事もなかったように感じられます。 ついに心葉のものがたりが動き出した!これまで思っていた周囲の風景が変わってしまうところはさすがです。相変わらず見事な名作とのシンクロさせ方ですし,それが文脈の意味をすげ替えていく様は読み応えがあります。家族療法で言うリフレーミングという手法と同じように思えます。それにより物の見方が変わり,よりよい落ち着きを得ていく様子は素晴らしい。 それらはもちろんですが,この巻の最後についに本筋の物語が不気味に動き始めます。是非,最後まで読んだ後に,もう一度,太字の手紙を読み返してください。あの人が実は最初の方から登場していたことに気付き,手紙から感じるものが最初とがらっと変わり,背筋に寒いものを感じてしまいます。みんなどうなってしまうんだろうと。 そんな,2重,3重構造になっている,読み返すことを想定している小説は多くはないし,その意味でも実に見事な作品です。もうやめられません! “繋がれた愚者”に赦しを〈文学少女〉シリーズ3作目。 今回、“文学少女”が対するのは、過去に縛られ立ちすくむ“繋がれた愚者”達です。 遠子の独断により、文化祭で劇をすることになった文芸部。 演者として琴吹さん、そしてシリーズ第1作に登場した芥川くんと竹田さんを迎えます。 本作でメインとなるのは、心葉の級友・芥川くんのエピソード。 ただ心葉も、しだいに傍観者ではいられない立場に立たされていくことに…。 劇の演目は、本作自体のモチーフでもある友情と愛情の葛藤を描いた白樺派の代表的作品で、 この作中劇が、作中現実と入れ子構造をなすことで、劇と現実の人物が対照されて描かれます。 劇のクライマックス。 芝居は遠子の一人語りの様相を呈しはじめ、 “文学少女”の面目躍如たるところを見せてくれます。 〈壊れてみて、傷ついてみて、はじめて知ることができるものがある〉 遠子による尊く“お目出たい”人間賛歌に対し、 心葉が精一杯の「返答」をするところに 彼の「前進」を見てとることができます。 しかし、ラストで衝撃の事実が発覚。 どうやら、心葉の本当の「試練」は、これからのようです。 ギャグ→シリアス→ハッピ−エンド文学少女の三作目。 最後に文学少女の想像、つまり推理が来ることで真の真実が暴かれる。 それは絶望に沈んでいく物語を輝かせて 読後に心地のよい清々しさを与えるように感じる。 中盤の物語のシリアスさはラストを際だたせる物といっても過言ではない。 話はシリアスなのだけれど、登場人物はすれ違って、食い違って、苦しんでいるけれど 人生も捨てたもんじゃないと思わせてくれるような。 登場人物紹介のところは女性キャラ少し多めで いわゆるツンデレとかもいるけれどただの「萌え小説」では無い。 この作者、ノリノリである引用が多いなとは思いましたが、その引用にここまで絡めてくるとは思いませんでした。またまた重いストーリーですが、何とかしていくの文学少女。主人公もだんだん前向きな考え方になっていく課程が楽しめました。何より気になるメインキャラの新たな伏線もバリバリで、次巻以降が気になる構成です。 |