野明「いま何をしたらいいのか。……確かについこの間まで考えなくても判ってた気がしてたのにな」進士「終わってしまったんですよ」「任務に明け暮れて、毎日がそれこそ精一杯で……昨日を振り返る余裕もないくらい充実していて、まるで子供の夏休みみたいな」「僕らの夏は、もう終わったんですよ」
謎の不明機による横浜ベイブリッジの爆破に始まる、自衛隊と警視庁の一触即発の緊迫した状況…といった劇場版と共通の本筋とは別に、小説オリジナルの場面に、心に浸みるものが多かった。進士の言葉通り、僕らの夏休みは終わってしまったのだろうが、しかし、時には振り返ってみるのも良い。あの夏の欠片が、たくさん詰まった作品だ。