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描きかえられた「鉄腕アトム」 |
| - エヌティティ出版 価格 ¥ 2,940 | |
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描きかえられた「鉄腕アトム」エヌティティ出版 価格(new/used): 2,940 円 / 2,850 円 より 発売日: (2008-03) アマゾン売上ランキング: 92709 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件 Annotated Atomを是非!:機は熟した巨匠が亡くなって二十年あまり。漸く、手塚マンガのバージョンについて注目が集まるようになり、「夜明け城」「スーパー太平記」「アトム今昔物語」「ライオンブックス」など、原典復刻がなされるようになった。この本はアトムにおいて、大きな改変がどのように行われてきたかを豊富な図版で解説する労作である。勿論改変によって失われたシーンも多いが、書き足されたすぐれたショットも多く、それ自身を俯瞰的に把握するために有効な書物である。ここまでできるのなら、校本宮澤賢治全集や、ガードナーのAnnotated Aliceのような、「校注付き鉄腕アトム全集」はできないだろうか。更にいえば、アトムだけでなく、もっと後期の「ブラックジャック」や「三つ目がとおる」にも雑誌発表時と単行本での差はかなり大きい。BJでは抗議行動が起こったものもあったし、三つ目では和登サンの露出の大きい部分が相当カットされたりしている。Annotated BJとかAnnotated Mitsumeとか、待望しています。 知っているアトムと知らないアトム僕が知っている雑誌掲載リアルタイムの「鉄腕アトム」は、アニメ以後。昭和39年の「地球最後の日の巻」の途中から。それ以前のものはカッパコミクス版が原体験と言うことになります。 以前、アニメ以前のアトムはだいぶ雰囲気が違うんだということを年上の人に言われたことがありますが、この本で整理されている改変内容を見るとカッパコミクス版で知っていると思っていた過去のアトムが、実はずいぶん違うものになっているのだとわかります。 その後の新書版コミックスでまた変わっていますが、特にカッパコミクス版はページ数の制限がきつくて削除部分が多いほかに、低年齢向けのセリフの改変などもたくさんあって、オリジナルが持つ被差別民としてのロボットの描写・問題意識とか、登場人物の葛藤を描いたシーンとかがかなりなくなっているようで、印象がだいぶ違う様子。 勉強になります。 さあ、これを出しちゃったんだから次は『少年』掲載版「鉄腕アトム」ですよ。 |