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倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!) |
| - 理論社 価格 ¥ 1,365 | |
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倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)理論社 価格(new/used): 1,365 円 / 740 円 より 発売日: (2007-11) アマゾン売上ランキング: 71684 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 5件 読み手を選ぶかも...戦時中の女学校での殺人――!!少女達の間で交わされる小説の回し書きと、実際の事件との関連とは!?戦下の女学校という奇妙な閉鎖された世界の中で、少女達の秘められた妖しい想いが交錯する... 登場人物たちをつづった部分と、登場人物たちがつづった物語が織り交ざり、女学校という特殊な世界の感覚と合い混ざり、幻想的で、不思議な世界を作っています。それでいて、戦争中の一種殺伐とした、軍隊特有の世界が垣間見えたり、妖しいだけでなく、どこか、つなぎとめられた部分もあり、一種独特な世界観があります。ただ、そこにうまく入り込めるかというと、読み手を選ぶのかもしれません。私はだめでした。ラストを読むと、「最初からもう一度読み返すとおもっとおもしろいかも」と思います。(でも、私はそれでいて、もう一度読む気にはなれないのですが...)はまれる人にはよいかも。 深くは嵌れなかった第2次世界大戦中のとあるミッションスクールを舞台に そこで起こった殺人事件と 女子生徒の中で回されるタイトルだけのノート。 そのノート書き込まれる小説。 小説なのか現実なのか、 うっかりすると、両方入り交ざってしまう感じがして なかなか没頭できなかった。 耽美な物語の中に 殺人という非日常が描かれ それも現実の話なのか、ノートに書き込まれた 架空の出来事なのか・・・。 不思議な感覚を覚えてしまう作品でした。 真相を知ると なかなか凝った作品だったなぁ〜という感想も浮かびましたけどね。 少女たち大戦直後のミッションスクールで起きた女生徒の死と連作小説を巡る幻惑的なミステリーです。読み手の視点によって意味を持つものと持たないものがあり、どこまで疑えばいいかを巧みに覆い隠しています。 女生徒の間に流行する密かな遊び、大戦直後のミッションスクール、そして登場する数々の絵画と小説が物語に甘い香りと陶酔、残酷さと虚無感を加えています。そして意外な語り手によって物語はしめやかに幕を降ろします。隠された事件の真相、その違いが印象的でした。皆川先生の感性を十分に感じることができると思います。 余談ですが、誰もいない薄暗い職場で4章の225ページを読みました。誰もいないはずなのに誰かに見られている気がしてびくびく。情けない・・・。 不思議な感覚戦時中の日本のある学校を舞台としたミステリーです。 本の題名と表紙に惹かれて読みました。 ミステリーではあるけれど、現実に対するどうしようもなさが垣間見えて、 何ともいえない気分になりました。 多分現代に生きる人たちが持ち合わせていないような感性を見事に表現している と思います。この感性は時代によって変わるものだと思うので、一端に触れることが 出来て良かったです。 二度読んで「スッキリ!」。結末を読むまで被害者も犯人も探偵もわからない物語は、太平洋戦争を挟んでその前後の間に女学校で起こった殺人事件をテーマにした一級のミステリー。 「倒立する塔の殺人」というタイトルのノートに、女学生の間で書き込み(全体の70%を占める)がされていく過程で殺人が起こり、最後の書き込みによって読者は事の真相を知らされるという流れになっている。 最後のところを読むまで誰が被害者か・犯人か・探偵役か分からない。こんな不思議なミステリーは初めて。読後の満足度は非常に高い。 奥付によると1930年(Wikipediaでは1929年12月8日)生まれの著者により、2007年11月に初版が出されているので出版時の年齢は77歳ということになる。この歳でこれほど緻密な作品が書けることも素晴らしい。 |