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ラン |
| - 理論社 価格 ¥ 1,785 | |
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ラン理論社 価格(new/used): 1,785 円 / 733 円 より 発売日: (2008-06-19) アマゾン売上ランキング: 6200 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 20件 いきなり○○○が出てくるなんて・・・森絵都の新作はマラソンの話らしい、作者も実際にマラソンに挑戦したらしい、なんて話を聞いて読み始めた。でも、さすが森絵都、一筋縄ではいかない。なにしろ、いきなり○○○が出てくるなんて・・・。荒唐無稽な設定に驚いたが、読み進めるうちにそれが自然に感じられるんだから、やっぱり文章の魔術師だ。それどころか、だんだんと話にのめりこみ、走り出したヒロインを応援するようになる。そして、最後のページをめくると、思わず「生きてるってスバラシイ」と思ってしまう。それも、心の奥にストンと落ちて、「そうだよね」とつぶやいてしまう感じ。森絵都が好きな人も、走るのが好きな人も、自転車が好きな人も、みんなにおススメです。森絵都の新作は、今度もやっぱり最高! 現実と仮想と・・・生者と死者を隔てる壁が日増しにもろくなると感じていた主人公:環は近所の紺野サイクルで買った自転車の調子が悪くなり3日に一回通うはめになった。そこで出会ったのは猫のこよみだった。日増しに仲良くなっていた猫と環であったが,いつしかこよみは寿命を迎え,それとともに紺野サイクルは閉じられ,紺野は環にとっておきの自転車を残して,故郷へ帰っていった・・・ 初めて読んだ作者の本であったが,大変読みやすく本の厚さは全く感じさせない内容であった。始めは取っつきにくいファンタジーものかと思っていたら,最終的には様々な人間模様のからみあったすばらしい物語であった。読了感が大変さわやかであり,最近になく好印象の本であったため作者のほかの本も読んでみようと感じたのであった。 前半はばっさり切ってもいいこういうどこか幻想的で童話的なところが森絵都なのはわかっているのだが、テーマが「走ること」とはっきりしてるのに、前半はグダグダとあの世とこの世についての語りしかない。 オカルトを否定するわけではないが、はっきり言ってこの部分は丸ごと、無駄。 いったい読み手に何を伝えたいのかが分からない。 タイトルが直球なのだから、もっと走ることを重点に心理的に感情的に書いてほしかった。 生きる力を与えてくれる本かけがえのない家族を亡くした経験があり、 その悲しみから逃れることのできない人にはぜひ読んでほしいです。 この本の『死んだ人はファーストステージで前世の垢を落とし、悲しい過去や憎しみと溶かし やがてセカンドステージへと昇っていく。』という設定は 家族を亡くして、死の意味を考えていた私が人から聞いたり読んだりして教えられた死後の世界の話と共通する点が多く、 なんだかこの物語がまったくの作り話とは思えません。 残された人がどう生きているかによって、 死んだ人がうまく前に進めないような状態になってしまうのであれば、私達は必死で生きなければならない。 大切な人を失った経験を自分の中で負にしては死者に対して申し訳がない。 いままで、そんな当たり前のことにも気付きませんでした。 「体力をつけなければ・・・。辛いことを受けとめるために。」そう思って必死に走る主人公の思いに胸が熱くなりました。 私も強くならないと・・・! 前向きに生きる力を与えてくれる本でした。 ライトノベルではあるが、中身は濃く奥深い。現代風の若者向けな内容ではあるが、「生きること」ことがどんなにつらくて不条理でも、「現世を生きつづけよう」というメッセージがこめられた作品である。 主人公の環は死別したあの世の家族と逢うために、自力で40キロを走ろうとランニングを始める。現実逃避と思われるような内容だが、中身は奥深く、結末も清々しい。 「一見、すごく前向きだ。でも、よく考えるとあなたは完全にうしろ向き走っている」(P331) ところで、前向きに生きるってどういうこと、と考えさせられてしまうが・・・。 ここ数年走ったことがない私でも、ちょっと走ってみたくなった。 |