戸村飯店青春100連発

小池アミイゴ - 理論社 価格 ¥ 1,575
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戸村飯店青春100連発

小池アミイゴ
理論社

価格(new/used): 1,575 円 / 548 円 より
発売日: (2008-03-20) アマゾン売上ランキング: 13097 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 9件

それでも兄弟。だから兄弟。
これまでの瀬尾まいことは違った雰囲気だったけど、家族の関係の良さを感じさせるのはやっぱりこの人の業ですね〜。
人はどんなに強がっても一人では成長できない。
彼らの周りには実にいろんな人たちがいて、支えてくれて、その人たちの何気ない言葉や飾らない素直な思いに触れて成長していく。
人は周りの人に育てられるんだな〜というのがよくわかりました。

「同じ釜の飯を食べた仲」なんてよく言うけど、何年も何年も家族として暮らしてきた関係は強い。
「気が合わない」なんてことも軽く超えちゃうような特別な絆がきっとある。
離れてみて見つけた答え・・・すがすがしいラストでした。
家族について
大阪の中華料理店を舞台に、兄弟の二人を主人公に家族の姿を描く。
大げさには描かれていない日常生活の中、
ついと周りから仕掛けられる兄弟比較。

勝ち負けではないにせよ、
子供心にはやはり相手を意識して、心中穏やかではない。

そして家族といえども、自分への理解について悩むこともある。

家族間の関係。その小さいけれども密度の濃い関係を上手に描いている。
深い愛情と時間が綴る成長物語
ただの兄弟なんちゃってコメディみたいなものでなく、胸にじんときてしまうのは、二人を取り巻く人の愛情が少しずつ伝わってくるからに思う。
心の深い所に置いて見守っていた愛情が、読者に伝わる成長物語だからじんとくる。
自分が認めてもらえてないと思っていた場所から、認めてもらえる自信をつける時間の大切な意味。
人生の曲がり角は、普通の日々に紛れ込んでいる。
「青春は季節物じゃないでしょう?」とアリさんのセリフ通り、戸村兄弟の青春が連発。
「どんなに合わなくても、あの場所に帰りたい」と途方のない心地になるこの思いは切なくて胸に響いた。
瀬尾作品に珍しく、生きている体温を感じる本だった。
兄弟
大阪のド下町を舞台にした、兄弟の成長を描く、青春物語。
大阪弁が多用され、いかにも、大阪のノリであるが、兄弟の、心理の、深い部分までも描く。
阪神タイガースや、吉本新喜劇など、大阪らしい話題には、事欠かない。

物語は、軽妙なペーソスで、満たされている。
しかし、単なる笑いではなく、この兄弟の心理的葛藤を、鮮やかに描いている。
そして、表現がストレートで、文体に、独特の透明性を伴っている。

兄弟それぞれの成長には、非常に多くの人々が関わる。
両親、学友、異性、バイト仲間、そして、この中華料理店に集う人々などなど。
物語中、当初は、弟の方が多くの経験をするが、最も中枢的な経験をするのは、実は兄の方だ。

著者のこれまでの作品とは、少し雰囲気を、異にする。
しかし、兄弟そのものを描いた描いた作品として、極上の味わいがある。

深く感銘を受けた。
永遠のテーマ:兄と弟!
期待通りの1冊。
一気に読んで「あー、おもしろかった!(パタン)」と満足して本をとじることができる1冊です。
私、大阪のことって全然わからないので、 きっと関西の方が読んだら、もっと「連れ」とか「なんでやねん」とかのニュアンスがわかるんだろうな。

戸村家の、高3ヘイスケと高2コウスケの話。
全然違う性格の二人が、章ごとに交代でそれぞれの視点で話すんだけど、それぞれの立場や言い分、性格がよくわかるように書かれています。
その感じが、夫と義兄の関係と端々で似ていて、また私の息子の、下の子が将来長男に嫉妬したりすることを想像させられて、とっても興味深く読めました。
男兄弟ならではの、おもしろさがあるんだろうなって思えました。
そして、男の子って将来について考える時、こんなことを悩んだりもするのかな?
と、遠くない将来に長男が感じるだろうことも、見えてきそうな気になりました。

それにしても、お兄ちゃんに対する弟の「かなわないけど、超えてやりたい」みたいな気持ちって、
女子には不思議に感じますねー。
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