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| - 山と溪谷社 価格 ¥ 1,890 | |
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世界遺産石見銀山を歩く (歩く旅シリーズ 街道・古道) (歩く旅シリーズ 街道・古道)山と溪谷社 価格(new/used): 1,890 円 / 1,200 円 より 発売日: (2007-10-06) アマゾン売上ランキング: 165783 位 単行本 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件 これは、石見銀山で、日本裏面史を凝縮した推理小説だ。穂坂氏は、日本以外の世界遺産を中心に撮影してきた、世界的に活躍する異色の写真家。若き日々をアメリカで過ごし、日本人としての感性と共に、アングロサクソン的な感性も持ち合わせており、カメラのアングルも他人に例を見ない特殊性があり、素晴らしい。 自分を産んでくれた日本に対する恩返しのつもりもあり、今回初めて、日本の仕事をし、日本の世界遺産を撮ることとなったという。しかも、古代から延々と長い歴史を誇る石見の国にある、石見銀山をテーマとした。 穂坂豊という名も、古代の神々を想わせる、マッチした名であり、これが日本での始めての仕事であるとは・・・、とても偶然とは思えない。 日本人以上に、離れた視線から日本を知る穂坂氏のタッチが新鮮である。 古代出雲との関係、佐毘売(石見銀山内に同名の神社もあるが、出雲・石見国境の三瓶山の古名で、色々隠された歴史があるらしい)、饒速日尊や物部氏、柿本人麻呂、朝鮮半島を先祖の地と称していた大内氏、江戸時代の鴻池財閥を末流に持つ出雲の尼子氏、毛利氏、徳川氏、そして近代産業の遺産等々・・・恐ろしく膨大な歴史の秘密が隠されている地である石見。鉱山・鍛冶・瑞穂の国・北前航路を生み出した海運の伝統・・・日本の伝統精神が凝縮されている。 直ぐに使える観光ガイドブックとしても優れているが、通り一遍でなく、隠された歴史についても余韻が残るような構成となっており、温泉津の温泉宿ででもじっくり読み返してみたい秀作だ。 また、その著作「てんのじ村」で有名な難波利三氏が、温泉津出身だとは知らなかった。精読することにより、色々なことに気づかされるおもしろい本だ。 |