終わらない夜

Sarah L. Thomson - ほるぷ出版 価格 ¥ 1,680
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終わらない夜

Sarah L. Thomson
ほるぷ出版

価格(new/used): 1,680 円 / 1,299 円 より
発売日: (2005-08) アマゾン売上ランキング: 125239 位
大型本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件

じわじわ怖い。
タイトルの”終わらない夜”ってのも十分に怖いんですが、人物が一概に生気のない顔をしていて、しかも夜をテーマにした絵が多いので余計に怖い。
うわぁ!っていう怖さじゃなくて、じわじわ来る、そんな怖さ。
読むというよりは・・・

マグリット風の騙し絵の絵本。
一種の悪夢というか、シュールレアリスムな世界が
ページをめくるたびに妖しく展開している。

訳の問題もあるのかもしれないが
読むというよりは、「観る」「感じる」絵本だろう。
息をのむ発想の素晴らしさ
 ルネ・マグリットを思わせるタッチで見る側の想像力がかきたてられます。だまし絵としての巧みさよりも、イマジネーションの広がり方が素晴らしい。ページをめくるたびに「はっ」と息をのんでしまいます。画家はカナダの人だそうですが、確かに描かれている雄大な自然はカナダならではという気がしました。
絵本コレクター向き
とにかく絵がいい。
これは芸術であり、画集だと思ってください。
もちろん文章もよいのですが。
子供がこういった芸術に触れるのはもちろんよいが、読み聞かせという代物ではなく、
どちらかというと、コレクター向きのものです。
しかし、子供は子どもの楽しみ方を持っていて、
この本を広げては、ここから変化してるんだよね〜とか、
あ、この人こうなってたんだ〜とか新しい発見を
本を開くたびに見つけて楽しんでいるようです。
眠るのがもったいない。
騙し絵のような面白さがあります。
つい、隅から隅まで、舐めるように見てしまいます。
ゴンザルヴェスの絵に添えられたトムソンの詩が、
ますます見る者を夢幻の世界へと誘います。

個人的には「心のなかの森」や「白い毛布」がとても好きです。
うつくしいけれど、ちょっと怖い・・・
けれど、そこに足を踏み入れずにはいられない・・・。

そんな、絵本、です。