OZ 完全収録版1

- 白泉社 価格 ¥ 620
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OZ 完全収録版1


白泉社

価格(new/used): 620 円 / 1 円 より
発売日: (2004-11-05) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 8件

素晴らしい作品
雑誌掲載時、第一回連載から拝読していました。
小学生だった当時、とても衝撃的だったのを憶えています。

もちろん大好きになり、雑誌が出るのを首を長くして待ち、
出ると何度も何度も読み返しました。
今読み返してみると、少し「う〜ん」と思う部分はありますが、
やはりこの作品が樹なつみ氏の最高傑作だと思います。
(今は崩壊したソ連がちらりと出てきますが、これもご愛嬌。)
確か諸事情により、当初の構想よりかなりタイトにされたと伺いました。
入れたかったエピソードもかなり削ったとか。
でも、削って正解!
連載が長引くとダラダラしがちな樹氏の悪い癖が出ていないので、
作品として、最初から最後までちょうどいい緊張感を保てています。
作家として脂ののった時期に、好条件が揃って出来上がった奇跡的に素晴らしいこの作品。
ただ、完全収録版には、「サイドストーリー」なるものも収録。
個人的には不必要だったかなと思うのですが、それを差っぴいてもコレは本当にオススメ!
名作として是非ご一読いただきたい作品です。
とてもいい作品
この作品のすごいところは、初出から15年たった今読んでも古くさくないところです。むしろ、自分自身成長した今だからこそ、より理解できる。そんな作品にはなかなか出会えないと思います。ラストシーンなんか、何度も読んでいるのに涙がとまりませんでした。
まだこの作品を読んでいない方は、是非読んでみてください。決して損はしないと約束します。
これまでの少女漫画では例を見ない、ジャンル分け不能の近未来SF漫画。
舞台は、2021年、第三次世界大戦終了31年が経過した旧アメリカ合衆国。若年ながらキャリア十分のランクA傭兵である武藤軍曹(通称ムトー)と、名門家エプスタイン家の末娘でIQが高く、15歳ながら生体工学の博士号をもつフィリシアが、幻の都”OZ”を目指すストーリー。大戦前に各国の頭脳集団が創ったといわれる、巨大核シェルターでおおわれた最先端科学都市で、飢えも戦いもない”幻の都”と言われる”OZ”。そこには、数年前より失踪しているフィリシアの兄で、天才として名高く、人工知能の開発で有名だった科学者のリオンがいると考えられた.....。
これまでの少女漫画では例を見ない、ジャンル分け不能の、近未来SF漫画。この設定をすべて空想で考えているわけですから、少女漫画家恐るべしです。高いIQを持つものの世間知らずの専門バカなフィリシアが兄のリオンを追いかけてOZに向かう過程で、戦争のプロであるランクA傭兵でありながらどこか人好きのするムトー一等軍曹に徐々に心ひかれるように。人工知能の専門家であるリオンがOZで創った機械人間(サイバノイド)が登場。マシンでありながら人間そっくりの体を持ち、さらに、より人間の”こころ”に近づこうと日々学習していくサイバノイドたち。このサイバノイドたちが普通の人間よりよっぽど”人間臭い”言動をとるのがこの漫画の見所のひとつ。マシンは人間の心を持ち得るのか.....?その答えは物語のラストに出ます。
歴史に残る超大作!!☆×7個で!
私が高校生の頃に読んだ作品です。
今でもA5版のコミックを持っています。昔は政治や軍のことが
十分理解できなかったけど、最終話は胸が一杯になったのを
覚えています。
大人になった今、違った視点で見ることが出来ました。
こんな詳細な世界情勢を少女漫画家が綿密に調べ、銃器・戦闘機を
描いていた事に脱帽です。
15年前なんですよ。
この15年に地図上から消えた国々やロシアの核ミサイルの事を
思うと樹なつみという漫画家は未来を見据えていたのでしょうか?
淡々と始まる1巻、序章でしかありません。
是非読んであなたの頭で考えて下さい!!
SFと少女漫画の幸せな結婚
核戦争後の荒廃した世界を舞台に、
伝説の科学都市”OZ”にまつわる謎と冒険を描く近未来SFアクション。

「オズの魔法使い」を見事SFへと換骨奪胎したストーリー。
外国映画のような、クールかつ華やかなキャラクター造詣。
ストーリーテラー樹なつみの資質と甘さのない絵柄が最もいかされた、最高傑作だと思います。

単行本全4巻(完全版では5巻)とタイトにまとめられたせいか
正直食い足りない部分もあるし、
「機械は心を持ちえるか」というテーマやストーリー展開にも
SFとして新味があるわけではないですが、
少女漫画とは思えないほど骨太かつ丁寧に作りこまれ、
なおかつ、流れる叙情は少女漫画ならではのもの。
ラストで読者の現前に広がる風景の美しさと静かな感動は、
どんなよくできた他のSFにも代え難いものがあります。

最初はとっつきにくいかもしれませんが、
ぜひ最後まで読んで欲しい。
こういう作品が成立したかつての少女漫画界に、
羨望のためいきが漏れるばかりです。