大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミック...

- 白泉社 価格 ¥ 620
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大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミックス)


白泉社

価格(new/used): 620 円 / 222 円 より
発売日: (2007-12-20) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 13件

思わずため息が出るほど
よしながふみ先生の本は西洋骨董洋菓子店を読んでから好むようになりましたが、今までの作品の中でこれほど濃く逞しい作品はないかと思います。

最初は男女逆転と聞いて荒唐無稽な設定だなー等と思っていましたが、そんなことは微塵もありませんでした。
そうなるまでの背景はしっかりと土台から作られているし、隅々まで気を使って描かれているのが分かります。
大奥での逆転なので必然的に男の人が多くなりますが、キャラクターがかぶるということもなく
男の人特有の艶や男性的魅力も沢山見ることが出来ます。
時代物が苦手な私でしたが、ストーリーも順序良く丁寧に進むので何ら問題はありませんでした。
また唯一の女性主要人物の上様はサバサバとして格好良い女性。今後どうなっていくかがとても気になります。

ただやはり全体的には暗い雰囲気。あまり笑いや温かい雰囲気は登場しません。
修羅場が多いです。あまりにも救いがないような、ドロドロし過ぎた物ではないのですが。。。
それでも非常によく出来ている作品だと思うので、☆4つ評価です。
荒唐無稽が真実へ近づく
多くのレビュアーの方が、語っている事が非常に的を得ているので、これ以上書く事はないのだが、レビューに魅かれて、この本を購入した身として、少し私もレビューを。
男が世の中からいなくなる、そんなSFめいた設定が、江戸を舞台として進んでいく、そのディテールが非常に興味深い。
家の家督を継ぐべき男子は死に果て、男装をした女子が、家をつぶさんとして家督を継いで行く。そんな家の数が増え、隠し切れなくなっていく。
大八車を引くのも女なら、片肌脱いで魚を売るのも女。
吉原は子を持ちたい女が男を買いに行く場所であり、子種をもらう為、女は男に寄っていく。
「もしかすると、これでもいいのかもしれない」そんな、気持ちがふっと湧く。
この世界で何がいけない?子供を持つ為だけに男が存在し、女が社会を動かしていく、それは問題なのだろうか?
第4巻がどう進んでいくかわからないが、歴史を用いて、特殊な可能性を物語にしたこの本の今後がさらに楽しみ。

硝子の心を持つ人達。
決して事実ではないと頭ではわかっているのだけれども、何故か一つの史実として信じてしまいそうなほどよしながふみの大奥の世界にどっぷりと浸かってしまいました。全体を通して、例えば春日局などの生涯や鎖国制度など「嘘」の中に少し「真実」を入れることによってさも本当かのように錯覚できる効果は素晴らしいと思います。

登場人物達も物語、男子の激減や飢饉が襲い次第に社会が逆転してゆく、が進むに連れて有功のように愛を失いそうになり壊れていきそうに弱々しくなり、家光や玉栄のように得るものによって強くなり、そして春日局のように時代の節目に差しかかる時の葛藤、などそれぞれの心境の表現は最高です。例え、心から繋がっているとはいえ有功と家光の愛はまだまだ薄い氷を歩いているようでいつ割れるかわからない、そんな感じがして読んでいるほうは一抹の不安を覚えます。

これから吉宗までの彼らの行く末はどうなるのか、見守る気持ちで待ちたいと思います。
面白いです
緻密に練られた物語に、
魅力的な登場人物。
すごく面白くて一気に読めました。
次回作にも期待です。
おもしろい!
ここのレヴューを読んで本屋でまとめて全3巻買いに走りました。
こんなに面白いとは。こんな面白い設定よく考えたなー天才だ!