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花をかう日 |
| - ポプラ社 価格 ¥ 1,365 | |
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花をかう日ポプラ社 価格(new/used): 1,365 円 / 596 円 より 発売日: (1999-06) アマゾン売上ランキング: 647088 位 単行本 / 通常3~5週間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 1件 花の香りにこめた誓い視覚を失った女の子とその家族の物語です。 突然障害者となってしまった女の子の苦悩と家族の哀しみには、深い海に沈み込んだような暗い重さが確かにあるのだけど、静かに主人公を見守る両親と妹の描き方に引き込まれてしまう絵本です。 笑うことすら忘れてしまった女の子のもとに盲導犬がきて三日目。女の子が笑います。お母さんは一緒に笑いながら涙を流し、お父さんは笑いながら鼻をかみます。それは寒い日のストーブのように暖かくなった瞬間と、妹は感じたのでした。 障害者の立ち直る情景を描いた絵本は多々ある中で、そこに在りがちな同情や励ましを重ね合わせたストーリーを払拭しているのが、この絵本に登場する妹の役割でしょう。 姉への励ましの言葉の代わりに「香りのいいお花を贈ろう」と自分の小遣いをもって花屋さんへ出向きます。お花の香りに姉との思い出が引き出されています。花屋の店先で様々な花に囲まれて、香りから連想される情景があふれています。ふっと鼻先に流れる香りから、懐かしさや嬉しさや哀しい思い出など、忘れてしまっていた小さな事が鮮明に浮び上がる事は私達に普段の生活でもありますね。 プレゼント用の小さな花束を持った妹は、スキップしながら帰宅する途中で、初めて盲導犬と一緒に外出する姉を見つけました。凛とした空気を漂わせて背中をのばして歩く姉を、危険を感じながらも遠くからそっと見守る妹。「これから先は、私が見守ります」と優しい花の香りに包まれながら、姉の後をついていく妹が清々しく描かれています。 |