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真相 (双葉文庫) |
| - 双葉社 価格 ¥ 630 | |
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真相 (双葉文庫)双葉社 価格(new/used): 630 円 / 1 円 より 発売日: (2006-10) アマゾン売上ランキング: 78056 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 17件 かなり重いです横山作品の中でも特に重い内容だと思う。 ハラハラしながら読みすすめるうちに各話とも主人公に感情移入してしまうのは本に入り込みやすい私の性格か、それとも著者の力量なのか。 なんとか悪事が明るみに出ないものか、幸せに暮らして欲しい、と思うものの結果的には。。。。 当たり前のことなのに妙に悲しくなってしまう最後が用意されている。 読後感が暗いが、登場人物が人間臭くて面白かったと思う。 隱れてゐる「眞實」2003年に刊行された、横山秀夫の6作目の短篇集。 5作品が收録されてゐる。 いづれの作品も、ある出來事の裏に隱れてゐる「眞實」を描くことで共通してゐる。 「眞相」 10年前に息子を殺された事件の犯人が逮捕された。 そして、犯人の供述から明らかになつた息子の知られざる「顏」。 「18番ホール」 村長選に出馬した主人公の眞の動機は何か。 樂勝の筈だつた選擧戰が苦しい戰ひとなつてゆくとともに、主人公の過去が明かされてゆく。 「不眠」 リストラされた45歳の主人公のアルバイトは製藥會社の治驗藥の被驗者である。 その所爲で不眠症になつた主人公が眞夜中の散歩で目撃したのは・・・ 「花輪の海」 「あなたにとつて、これまで一番嬉しかつたことは何ですか」 再就職の面接で聞かれた質問は、主人公に「友人が死んだ時」を思ひ出させた。 「他人の家」 前科のあることをインターネットで暴露され、住んでゐるアパートを追ひ出されることになつた夫婦。 彼らを助けてくれたのは、毎朝、贖罪のつもりでゴミ拾ひをしてゐる時に知合つた老人だつた。 老人の薦めで養子となり、老人が亡くなつた後、その老人の家に住むことになつた夫婦だつたが・・・ いづれの作品も讀みごたへのあるものだ。 表題作の「眞相」では、「妻」といふ存在の強さを思ひ知らされた氣がした。 「不眠」では、リストラされた中年のやるせなさを痛感させられた。 「他人の家」では、最後の「眞相」に驚かされたと同時に、この夫婦はこれからどのやうな人生を選擇するのだらうかと思はされた。 横山氏は短編より長編の方が魅力を感じます正直これが本当に横山秀夫の書いた作品?と疑問を感じました。 今まで氏の作品は長編しか読んだことがなかったせいかもしれませんが・・・。 「真相」は重松清、「18番ホール」は東野圭吾の作風と似ていると思いました。 逆を言えば、横山秀夫の作風は幅が広いといえるのかもしれませんけどね・・・。 内容はかなり重たいです。5編の短編が収録されています。 横山秀夫の作品を読む時はいつも、どうやって驚かせてくれるのか期待しているのですが、今回も期待通りでした。 5編の中で、私が気に入ったのは「18番ホール」と「不眠」です。 内容が重たすぎる感はありますが、あっ、と思わされる度合いが他の作品に比べて高かったのが理由です。 5編とも内容が重たすぎるので、万人向けでは有りませんが、この切れ味はミステリー好きには堪らない快感を与えるでしょう。 もう少し救いが欲しかったさすが横山秀夫と唸ってしまう緻密な作品ばかりで、短編集とは思えないほどの読み応えがあった。 特に18番ホールなど秀逸で、読んでいて息詰まるような圧迫感すら感じるほどだった。 ただ、どの作品にも救いがないのが辛かった。 人の心の奥に潜む闇の重さや、追いつめられて行くにつれ常軌を逸していく心理描写などが、あまりにも真に迫っているがために、読者は作品の登場人物と一緒に重荷を背負ってしまう感がある。 読後感が悪いというのではなく、辛いという表現が一番ぴったりくるような感じがした。 |