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簡単に、単純に考える (PHP文庫) |
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簡単に、単純に考える (PHP文庫)PHP研究所 価格(new/used): 560 円 / 50 円 より 発売日: (2004-10-02) アマゾン売上ランキング: 18526 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 12件 対談ならでは基本的に羽生氏の著作は好きだ。 しかし、本著作は、対談という形式でまとめられているため、各氏との対談により重複した 受け答えがあったり、話している内容が飛んでしまい深いところまで話が及んでいなかったり といったことが多い。 他の著作に比べるとやや冗長であることは否めないと感じた。 とはいえ、羽生氏は、基本の積み重ねや、自ら思考すること、大局観を持つことの大切さなど を繰り返し述べており、基本の姿勢は対談であろうと変わらない。 他の著作を読むと、これらの対談を通じて自身の考えを深めていると感じられることもあるの だが、それが本書の上ではそれほど感じられなかったのが残念である。 タイトルは金出武雄氏の発言から来るもの本書のタイトルは、羽生善治の発言ではない。金出氏の言葉。 しかも、軍隊用語に由来するという。「簡単にやれ、バカもん!」という上官の決まり文句らしい。 その意味を、金出氏が敷衍するのだが、これがちょっと難しい。 いかんせん紙面での展開が短く、読んで物足りない(良い意味で)が―― およそのところ、ハードの著しい進歩により、ソフトのコンパクト化・複雑化が不要になった、という意味のようだ。 結局、ロボット工学者の金出氏の話が一番高度であり、羽生は、知の権威に対して胸を借りるような態度で対話を進めている。そこがおもしろい。 次にオモシロいのが、平尾誠二との対話。 彼は体育会系のノリ(?)ゆえに、羽生に対して高飛車・威圧的ともいえる語り方、「羽生クン」呼ばわりで話をする。これに、羽生がひるまないようにしているのがうかがえる。 冒頭にくる二宮清純は、いわゆる凡人、ということで、例によって「天才、天才」と崇めたがるきらいがある。 そこで羽生は、いわば、素人と将棋を指してやるような、鷹揚な態度で対談に臨んでいる。 それぞれが、言葉で交わす将棋の対局(いわば3番勝負)になっており、羽生の言葉の出し方(つまり「指し手」)を追いつつ「観戦気分」で読める。 羽生の適応力、多様な相手に合わせる柔軟さが、「強さ」に通じるのかもしれない。 (逆に、相手の3人は、だれが聞き手であっても、同じような口の利き方をするのでは?) 印象に残る言葉―― 羽生「守るときは相手の指した手に対応すればいいわけで、割合に楽なんです。そういう基本的な考え方があって、現代の将棋の特徴の一つは、相手に手を渡すということなんです。(…)一手指すことによってマイナスの手になることの方が圧倒的に多いんですよ。」 羽生「経験を積むと、晩年の大山康晴先生などは『このあたりだろう』と、パッと見当で指すんですね。それがいい手で……。パッパッと指す手には邪念がないので、基本的には悪くないのです。」 たくさん傍線を引いたり、何度も読み返したりしたくなる本。 頭のいい人NHK「プロフェッショナル」で羽生さんの回を見てから読んでみました。 テレビでもそうでしたが、とても頭のいい人です。 読書家で、つねにいろんなことを考えてるのだなあと感じさせられます。 表現の幅も広い。あらためてすごい人だと思いました。 物を考えるプロセスにはいろんな道筋があるのだと気づかされました。 将棋のことを知らなくても、人生のヒント集として読めると思います。 多分野に共通する思考法の一般化7冠を獲得した棋士の羽生善治と二宮清純(スポーツライター)、平尾誠二(神戸製鋼ラグビー部マネージャー)、金出武雄(ロボット工学博士)との対談をまとめた書。平易な言葉で互いの考えをわかりやすいたとえで表現しており、一気に読める。ビジネスマンを中心として、幅広い読者に考え方を啓蒙することを目的としていると思われる。 内容は羽生善治著の『決断力』とほぼ同じである。本対談集はあるテーマに沿って互いに思い当たった順に話していることと、口語調であるのに対し、『決断力』は本対談集をもとに、要点を項目ごとに整理している点で異なる。それぞれの書における情報自体はかわらないため、どちらか一冊あれば十分と思う。各読者にとって読みやすい方を選択することを勧める。具体的な内容は、羽生の思考方法に対して対談者が違った分野における類似点や相違点を示すことで、効率の良い考え方や学び方、あるいはその姿勢などを一般化しようとしている。複数の分野で成立する事象には説得力あるが、主観的な部分に比較して客観的なデータは少なく、経験則にもとづく部分が多い点が本書の欠点。重要なことは、しっかりとしたスタンスをもつということなのであろう。 本書または『決断力』の一方であれば広く勧められるが2冊両方購入する意味は薄いと思う。星4つの評価。 簡単に単純に、とはいうけれど...素人にはとらえどころのない印象のある“羽生将棋”の謎の一端を垣間見る本でした。私も一定の制限時間のある緊張感のある仕事をしているので、普段感じたり注意したりしていたことを言い当てられているように感じました。対談相手である二宮氏、平尾氏、金出氏の個性も非常に色よく表現されていて、対談によるミックスアップを真にスリリングに体感できた数少ない書であるといえると思います。ここまでいろいろ表現してもなおその“強さ”が真には分かり得ない、その不思議。一体(どの世界でも)強いとはどういうことなのか、それはまだすべてが理解はされていないのでしょうねえ...羽生さんの解説書には他にもあるようなので、もっと読んでみたいと思いました。 同じテーマの商品を探す
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