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日本を創った12人 (後編) (PHP新書 (006))PHP研究所 価格(new/used): 690 円 / 1 円 より 発売日: (1997-05) アマゾン売上ランキング: 72478 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 6件 前編より分かりやすいです前編よりも時代が近く説明も分かりやすくなっています。 紹介されている人物は、有名な人物から、あまり知られていない人物までいました。 とくに石田梅岩のことは全然知りませんでしたが、読んでいて興味を持ちました。 それぞれの人物について時代的な背景や育った環境により、何故それぞれの人が 現代の日本に影響を残すようなことを行ったのかということを解説してあります。 そこまで言い切れるものではないがひとつの考え方として現代の日本がどのように変化していくのか、 こういったことを考えるには、 まず、日本と日本人の歴史の流れを知ることが重要である、 として、歴史上の人物を紹介し、 そこに日本社会の特色を作り上げてきた根源を見ている。 後編である本書では、 石田梅岩 大久保利通 渋沢栄一 マッカーサー 池田勇人 松下幸之助 が取り上げられている。 前編と同じく、人物紹介を行いながら、 現代社会における構造的欠陥に対する批判的見解を交えている。 例えば、大久保利通がドイツ帝国を参考に導入した 官僚制度は政府機構が進むにつれ、 各省の分立が進み、 大久保利通や伊藤博文といった仕切り役の大政治家が亡くなると、 各省が自分の業界だけしか考えず、相互調整ができないという官僚機構のタテ割りの弊害が生まれるという。 世間ではこれを「縄張り根性」や「権限意識」というが、 そもそも官僚制度は、 高度の企画や方針は官僚が定めるから、民間企業は現場のことだけをやっていれば良い、 という国民蔑視・愚民視思想に基づくものなので、 権限意識がなくなり、俺のやっている仕事はたいしたことがない、 などと思ってしまうと、官僚は働けない、とする。 少し古いかもしれないし、決して論証し切れているわけではないが、 こういった捕え方もできるだろうし、 このような側面が実際にあることも事実だとは思う、 こんな見解が結構ある。 言い過ぎと感じながらも、なるほどなあ、と思う。 興味深く読めた。 いいねえ太一なぜこの人たちを選んだか賛否があるとしても、一人一人の歴史が簡潔にまとまっていて、彼らの成果や意義といったものがよく分かって、ためになりましたよ。こんな感じでいろんな人の偉業を知りたいと思った。広く浅くですな。シナモン 日本人(日本)を考える1冊に!前編に引き続いて今日の日本人(あるいは日本)に非常に大きな影響を与えた人について書かれ、本書では石田梅岩、大久保利通、渋沢栄一、マッカーサー、池田勇人、松下幸之助を挙げている。 タイトルからも分かるように前編と合わせて12人の人物が取り上げられている。これらの人物を通じて ① 日本人は新しい価値観を従来の価値観と調和させることで新しい価値観を抵抗感なく受け入れられる。そのため理念と実益が一時的に対立することがあっても、どちらかを犠牲にすることがない。 ② 日本には形式的リーダーと実質的リーダーが存在し、それぞれに違った役割が求められる。また形式的リーダーは常に1人であるが、実質的リーダーは常に1人とは限らない。 ということを述べている。 日本人(日本)の気質(性質)を説明する材料として気候や風土など主観的で当時の状況をイメージしにくい対象を説明の材料に使うのではなく、人物の業績という客観的でイメージしやすい対象を使うことによって分かりやすさを増している。本書はこの点で高く評価できる。 新しい発想の原点本書は後編であるが、前編とあわせて読むと、日本を創った12人、すべてに通底するキー・ワードが浮かび上がってくる。 それは、少し大げさにいえば「死と再生」である。 本書に登場する12人は、日本を創った偉大な人たちだ。その業績も素晴らしい。その輝かしい業績を、著者は筆を尽くして褒めたたえている。 しかし、その素晴らしい日本を創った12人すべてに、これからの日本はそれでいいのか? と最後に引っくり返し、疑問を呈している。ここが堺屋史観の圧巻ともいうべき視点だろう。 そして私たちに、新しい発想こそ日本再生の道なのだと、著者は提言しているのである。 私たちが自らの手で、古きをたずねて、次々に新しい発想をし、それを現実化して、日本をよりよく生き生きとした社会に育てなければいけないのだと痛感した。 エネルギーの湧く刺激的な、実に面白い12巻であった。名著である。 |