ビジュアル版 脳と意識の地形図―脳と心の...

Rita Carter - 原書房 価格 ¥ 2,520
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ビジュアル版 脳と意識の地形図―脳と心の地形図〈2〉

Rita Carter
原書房

価格(new/used): 2,520 円 / -- 円 より
発売日: (2003-11) アマゾン売上ランキング: 162131 位
単行本 / 通常3~5週間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

明らかに間違っているところがある
わりと面白く読めたのだが,苦言も一言

上で2人のかたが,指摘されていますが,わかりにくい。
というかどう考えても,日本語がおかしい文とか
前後がつながらない部分,さらには明らかに間違っている
ところもあり,残念。

人間の意識の“難しい問題”として、
“自由意志”の問題がある。

そもそも、われわれは自由意志を持っているのか? 私が今ここでPCに向かってこのレビューを書いているのは、本当に自分の意志なのか? それとも、単に運命の筋書き通りに行動しているだけではないのか?

そもそも、意識が脳という“物質”の物理的現象に由来しているのであれば、意識もまた物理的法則の支配下にあるのではないか?
つまり、我々が自分で選択したと思っている行動は、実は単なる脳の物理的変化に由来する物理的現象なのではないか?
その問題について、この本ではリベットの実験という非常に面白い実験を紹介している。

その実験は、要するに「自由意志はない」という驚くべき結果になったらしい。簡単な動作を“意思決定”する際には、その直前に必ず準備電位というものが脳に発生するらしい。つまり、「脳内の物理変化→意思決定→行動」ということであり、意思決定は脳内の物理変化の結果に過ぎないというのだ。

もちろん、この実験だけでは「人間には自由意志はない」などとは全くいえないけれども、かなり意外で面白い結果だ。

それ以外にも、意識について、示唆に富んだトピックを多く紹介してくれている。たとえば、意識の起源について。

原始生物が自分の周りの環境の良し悪しを判断するために“感情”が生まれ、次に周りの環境をより良いものにするために未来を脳内でシミュレートする。そのより良い未来の実現のために、自分の行動を制御する。その行動の結果と、予想した未来との間の一致を自分で評価する過程で、自分の“身体地図”を構築する。そして、身体との対応から概念を作っていって、自分の世界を構築していく。こういった過程で、“意識”というものが生まれてくるのだろうという説明はなかなか面白かった。

この本は面白いけれどもすごく読みづらい。訳が悪いのか、自分の頭が悪いのか・・・。

イラストもきれいで何度も読み返したくなる本
最近の脳と心を扱った本に良く出てくる言葉として、「クオリア」というものがある。これに関していろいろと本は読んでみたものの、著者ごとに微妙に捉え方が違うのか、いまいち判然としないところがあった。しかしこの本を読むことで「クオリア」についての理解ができたと思う。

「地形図」と題うっているものの、よくある脳の解剖学的な説明や用語などはほとんど出てこない。その代わりに現在の神経科学、実験心理学ではどこまで心を具体化して捉えることができるようになったのか、面白い事例を挙げながら多数紹介している。

中には哲学的な考えから生じた問題(「意識」のない「ゾンビ」であるが、そのゾンビは外界に対して常に適切な反応をするプログラムがなされているとする。つまり話しかければちゃんと答えるし、難しい作業もできる。果たして我々はこのゾンビには本当に「意識」がないといってよいのだろうか、など)もあり、非常に興味深い。

ただ、訳本ということもあり、ところどころいかにも英語をそのまま訳したような文もあり、読みにくい箇所もあったのが残念だ。しかしそれを補って余りある内容であった。

ゴージャスでユニークでわかりやすいコンテンツに満足。
写真やイラストを贅沢に使って、非常に具体的に、わかりやすく、人間の脳と意識の関係を解き明かしてくれる本。前作『脳と心の地形図』もすごく勉強になったが、この本もいい。バスケットに熱中しているプレイヤーたちはゴリラが通りすぎても気がつかない、という事例には仰天。