中世イタリア絵画 (文庫クセジュ (85...

池上 公平 - 白水社 価格 ¥ 999
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中世イタリア絵画 (文庫クセジュ (850))

池上 公平
白水社

価格(new/used): 999 円 / 271 円 より
発売日: (2002-04) アマゾン売上ランキング: 280889 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件

数すくないイタリア中世美術紹介。
最初にイタリアに行った時、私が知らなすぎたのですが、どの美術館、
どの教会にいっても名の知らない画家ばかりでした。盛期ネッサンスの
巨匠を知っている程度の知識しかなかったものですから。しかし、初期
ルネッサンス以降の作品ばかりでなく、その一時代前、中世の美術の真
摯な作品には、イタリアの街とあいまって魅了されました。帰ってか
ら、イタリアの中世から初期ルネッサンスへの移行期の情報を探してい
る時に、ある本の文献の中にこの本を見つけました。
 13世紀から14世紀のイタリア各地の美術をその流れと作家とを紹介し
てくれています。おかげで、作家の名前を随分と覚えました。
残念ながら、図版がないため、正しく理解できているか確かめられませ
ん。また、作品名(絵画や建築物の)の文献一覧もないので、それがど
こにあるのか素人には分かりにくいのも難点。
章立ての項目がいろいろ細分されているのもわかりにくさの一因ともな
っている。
中世イタリア絵画の流れと特徴がわかる
13~14世紀のイタリア各地の美術の流れについて説明しており、
当時活躍していた作家、地域別に見る画風の特徴など
わりと簡潔にまとめられていて読みきりサイズとしてはちょうどよかったです。

祭壇画や教会の装飾などの宗教美術を主題とした作品を取り上げており、
どのような経緯で作られたか、という制作の手法などの箇所は興味深いです。

ただ、取り上げている作品の写真は皆無で解説は文章だけなので
イメージが湧きにくいところもありました。
中世のイタリア美術ってどんなの?という疑問に答える本というよりは
当時の特徴と流れをまとめあげた一冊、という印象を持ちました。