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パーフェクト・ブルー (創元推理文庫) |
| - 東京創元社 価格 ¥ 680 | |
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パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)東京創元社 価格(new/used): 680 円 / 1 円 より 発売日: (1992-12) アマゾン売上ランキング: 8671 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 11件 スポーツ選手とミステリー最初スポーツ選手とミステリーという組合せに妙にちぐはぐな感じを受けていた。でも読んでみると、なるほど面白い。諸岡克彦を殺した犯人は途中から何となくわかったけど、その背景に製薬会社が出てきた。これが絶妙にスポーツ選手とミステリーを融合させた。 見事だと思った。 もっともっと続編が読みたい!衝撃のプロローグから意外なエピローグまで、読者を飽きさせません。これがデビュー作とは、ほんとに驚いたものです。事件の後味は決してよくないものなのに、さわやかさえ感じてしまうのは作者のチカラ。 宮部作品に出てくるキャラクターというのは、ほんとにどれも魅力的。蓮見探偵事務所の所長も加代ちゃんも糸子ちゃんもすてきだし、小生意気な進也も憎めない。むしろ、かわいげさえ感じてしまう。もちろん、元警察犬のマサもいい味出してます。この犬が事件を語ることで、テーマの重苦しさを感じさせないのでしょう。 キャラクターもさることながら、ストーリー展開もすばらしい。高校生が焼き殺される、なんてショッキングな事件と社会的なテーマを絡ませてこのラストに導くとは。先が気になって気になって、どんどん読み進めてしまいます。 この作品は長編ですが、短編集も出ています。この先も、このメンバーでどんどん続編を書いていってもらいたいなあと思います。 本当に17年前の作品か?宮部みゆきが1987年に短編で賞を取った後、 1989年に出版された長編デビュー作。 文庫本は若干の加筆修正を経て、1992年に出版されている。 ある有名甲子園球児の殺人事件をきっかけに、 製薬会社が少年野球チームを対象に、 開発途中のドーピング検査薬の人体実験を行っていたことが、 明らかにされていく。 本書で取り上げられた社会問題が、 どれだけの現実感を持っているかは分からないが、 中学・高校・大学と運動部に属してきた自分の過去を振り返ると、 もしやあれは人体実験だったのか、というようなことも思ってしまう。 それはさておき、やはりばらばらな人間関係が、 つながっていく謎解きでの何ともいえない興奮はたまらない。 また高校野球時の連帯責任の問題や ドーピング検査薬開発の問題が取り上げられており、 とても17年前の作品とは思えないが、 それはこれらの問題が17年を経たいまでも解決されてないことの表れか。 ただし、最後の父親の告白はいまいち無理があるような気がしなくもない 宮部さんの初めての長編小説!犬のマサの目を通して話が進んで行く点が、とても面白い。全体的にテンポがよく、話の進み方が心地よい。一つ一つベールを剥ぐように真実に近づいていくその過程が、とてもよく描かれていると思う。登場人物もそれぞれが個性的で、とてもよい味が出ている。事件自体は残酷なものだったが、結末は期待を裏切らないものだった。宮部みゆきさんの初めての長編小説だそうだが、彼女の豊かな才能がいかんなく発揮された作品だった。 初々しさたっぷり後の宮部みゆき作品のようなドンドンと作品中に読者をドライブさせるようなド迫力はこの小説には残念ながらあまり感じられません。しかし、後の宮部ワールドとその手口を知る者にとって非凡の光りの曙を後の作品とあれこれ考えながらが読むのが楽しい。編集者の意向かもしれないが明らかに売れ線を狙っているのが見えるのは残念。通勤電車なんかで軽く読むのが適当と思います。宮部作品としてはやや物足りませんが、水準以上の作品であることは保障します。楽しむなら予備知識無しで読んでください。 |